寺山修司メルヘン全集 〈4〉 思いださないで

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  • サイズ B6判/ページ数 221p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784838705597
  • NDC分類 913.8
  • Cコード C0391

目次

だれが子猫を切り抜いた?
さよなら村の出来事
愛のピノキオ
カタツムリの笛
星のない夜のメルヘン
海も恋する
時間幻想館
人形たちの夜
花姚記〈私窩子より〉
アンドロギュノスの末裔

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヒラオカキミ茸

1
寺山修司が望む女の子になりたい。むしろ、寺山修司になりたい。2012/08/27

pssoul

0
この残酷童話感と、性のメタファーが入ってくるのもまた好き。刺青を入れてもらう少年話とか、少女娼婦の話とか。エロいなあ(笑) あと解説が久世光彦さんで嬉しい! 「寺山は、青い希望を語るふりをして白い絶望を囁き、過去を美しい溜息まじりに歌っているように見せかけて、その裏で凄惨な廃墟のメロディーをハーモニーさせているのだ。」2016/03/03

のし

0
時計の針が前に進むと時間になり後ろに進むと思い出になる 思い出を大切にしたいと思った2010/01/20

udaryyyy

0
メルヘン全集を初めて手に取ったのは中学生のころ。当時は当然意味が分からなかった。なんとなく全部読んだことで、私にとっての「メルヘン」の礎はこのシリーズで出来上がったと思う(台本のようなものも初めて読んだのがこのシリーズだ)。特にこの4巻は広い内容に触れており、印象的だった。 こういった話を生み続けることができたというのも才能であれば、同時にそれを表現し続けていけたというのも才能であろうと思う。もし自分だったら恥ずかしくてとてもできない。でもそんな気持ちなどを凌駕するものがあったのだろうなと読むたびに思う。2022/02/28

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