内容説明
人生なんて思いつきがいい。OL生活をすてて、ゆらりゆらりとする「わたし」29歳。そろそろ人生の休暇は終わり。だけど、最後にもうちょっとだけ遊んでみたい―そして「わたし」は旅立った。芥川賞作家、初の書き下しエッセイ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アイリーン子
4
うーん、面白くなくはなかったんだけど、淡々としていて盛り上がりに欠けるし、二十五年以上前の本なのでちょっと時代を感じもするし、方向音痴で失敗ネタが多くてワンパターンな気もする(これはまぁ実体験だからしょうがないのだけど)し、何よりそもそも旅行記自体がそんなに好きではないという(致命的…)。なのでさしてボリュームがあるわけでもないのに異様に時間がかかってしまった。食べ物の描写にはすごく惹かれたんだけどなー。スイスのユースホステルの晩ご飯とかモンサンミッシェルのクッキーとかパリの諸々とか…いいなー。笑2016/02/04