内容説明
一つの“もの”から「ものがたり」は次々に生まれ、「物語」は増殖してゆく。“もの”とは物怪、つまり怨霊。怨霊を追って京の街をフィールドワークした著者がおくる、正史では読むことのできない京都の淵。
目次
貴船大明神―舌氏の祖・舌を裂かれた童子
朱雀権現堂―奇跡の再生、厨子王丸
出町妙音堂―金閣寺と西園寺と伏見宮
五条天神その1―『小男の草子』、幸福な男の恋の物語
五条天神その2― 弁慶の愛の物語
金蓮寺その1―女人の寺
金蓮寺その2―室町将軍と時宗
金光寺―安産信仰と市堂
市比賣神社―母子神信仰
常楽台その1―存覚と今小路覚真師〔ほか〕
著者等紹介
西川照子[ニシカワテルコ]
出版・編集企画制作集団、エディシオン・アルシーヴ主宰。神奈川県生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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