出版社内容情報
「常識」「正論」「勝者の論理」を疑え。不確かな時代にあっても、自分の頭で考え、したたかに生き抜くヒントを示す「人生論」。
「声の大きい人」にだまされてはいけない。
みんなが「正しい」と言うことは、一度疑ってみる――
ひねくれ者でも、嫌われ者でもない、
“知的なあまのじゃく”こそが、今一番必要な人たちだ。
言葉で「考え方ひとつ」というのは簡単だが、
実際にはどう考えればよいのか。
そもそも考えるとは何か。
「これからの生き方を、どう思考するか」のヒントを示す。
◎今、ぼくたちに必要なのは「問いを立てる力」
◎「こうすれば、ああなる思考」から離れる
◎身のまわりに「アンダーライン」を引き続けよう
◎自分の頭で「誰も考えたことのないようなこと」を考えるには
◎“自虐”は高度な頭の使い方である
◎自分の“限界”を知ることでわかること
◎満ち足りている人、いつも欠落を抱えている人
◎一人の“職人”として働く
◎ぼくたちが本当に考えていくべき「生存戦略」とは ……etc.
内容説明
「シンプルな結論」に飛びついていないか。「判断にいたるプロセス」こそ、大切である。朝日新聞「人生の贈りもの」で注目の著者、渾身の書き下ろし!
目次
1 「自力で考えない人」は、生きていないも同然―人間は間違え、そして、考える動物である(何でも「二者択一」にしてしまう誤り;なぜ、いつも期待とは逆の結果になるのか ほか)
2 これからどうなるのか?―「働くこと」と「生きること」―「拡大」と「成長」で、複雑な問題は解決するのか(幸福になるためのものには値札がついていない;富は増やさなければならないものか ほか)
3 頼りになる知性、ならない知性―本を読むと、見えてくるもの(自分の“限界”を知ることでわかること;読むべき本は一瞬で見分ける ほか)
4 「正義」よりも信ずるに足ることはあるか―「根っからの善人」も「生まれながらの悪人」もいない(「善人」を演じ続ける人;「正義」はなぜ、ときに暴走するのか ほか)
5 「人と違うこと」を考えるのではなく、「人と違うよう」に考える―誰もが「異物」を抱えながら生きていく(「強い現実」「弱い現実」;ありえないシナリオ ほか)
著者等紹介
平川克美[ヒラカワカツミ]
1950年東京都生まれ。早稲田大学理工学部卒業後、盟友・内田樹(現代思想家)らとともに翻訳を主業務とする会社「アーバン・トランスレーション」を始める。その後、アメリカ・シリコンバレーの「Business Cafe Inc.」の設立にも参加。現在、「リナックスカフェ」代表取締役社長。2014年、東京・荏原中延に小さな喫茶店「隣町珈琲」を開店し、コミュニティに根ざした“小商い”を営みながら、日本を代表する論者たちが集う音声配信サイト「ラジオデイズ」も手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シュラフ
Gatsby
nizimasu
山崎にう
teddy11015544