内容説明
寺の長男に生まれ、結婚3ヵ月で召集、1年後に終戦。それから4年にわたるシベリア・ウクライナでの過酷、悲惨な抑留生活。悲しい戦友との別れ、お念仏に生かされた命。ふるさと二上山へ帰るまでを描いた半生記。
目次
第1章 徴兵検査、召集、入隊
第2章 ソ連軍進攻、終戦
第3章 シベリア送り
第4章 抑留生活、インクール収容所
第5章 インクール収容所を出発
第6章 ウクライナ第107収容所で再び強制労働
第7章 祖国への第一歩
第8章 故郷へ
著者等紹介
西本諦了[ニシモトタイリョウ]
浄土真宗本願寺派西方寺前住職。大正7(1918)年1月15日生まれ。昭和13(1938)年日本大学法学部卒業、大阪府庁総務部に勤務。昭和19(1944)年千鶴子と結婚。昭和19(1944)年7月28日召集令状。昭和20(1945)年8月15日朝鮮安東省で終戦を迎える。昭和20(1945)年9月19日奉天北陵収容所に収容され、ソ連俘虜となる。昭和21(1946)年1月27日シベリア、インクール収容所。昭和21(1946)年8月6日ウクライナ、ザパロージェ第107収容所到着。昭和23(1948)年10月11日ザパロージェ第107収容所出発。昭和23(1948)年11月28日舞鶴港に入港・上陸。昭和24(1949)年1月大阪府庁復帰。昭和40(1965)年浄土真宗本願寺派西方寺第13世住職。昭和48(1973)年大阪府庁を退職。平成7(1995)年西方寺住職退任。現在、西方寺前住職として寺院活動に貢献している
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