ダルタニャン物語〈第4巻〉謎の修道僧

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  • サイズ B6判/ページ数 302p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784835440071
  • NDC分類 953
  • Cコード C0097

内容説明

清教徒革命吹き荒れるイギリスに上陸し、再び敵味方に分かれ剣を交える四銃士。しかも、彼らの行く手に度々立ちはだかる不吉な修道僧の影。

著者等紹介

鈴木力衛[スズキリキエ]
1911‐73年。1936年東大仏文科卒。1937‐39年日仏交換学生としてパリ大学に学ぶ。帰朝後、アテネ・フランセ講師をへて、1950年学習院大学教授。この間、東大、慶大、早大、明大等の講師を歴任。モリエールを中心とするフランス文学・演劇についての著・訳書多数。1958年岸田演劇賞受賞。第6回(1969年度)日本翻訳文化賞受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

noémi

7
『二十年後』はデュマの最高傑作だと思う。マザランを中心に敵と味方に分かれた四人。職業軍人ならばその命令に盲従しなければならない現実主義者で、頭の切れるダルタニャンと、生まれながらの大貴族の理想主義者で、大義のためなら死をも辞さないアトス。どちらにも甲乙つけがたい苦み走った男の魅力がある。しかし、フランスの国益になるかどうかもわからないジェームズ・スチュアートのため、いくら貴族の義務だからといって戦うのはどうよ?と思う。悪の権化のモードントを交え、二重三重の伏線が張り巡らされた展開に手に汗を握りしめ、読了。2012/01/03

きりぱい

7
『二十年後』全三巻のニ巻目。一巻以上に面白い!妖婦ミレディーの因縁に再び襲われ、マザランにはしかたなくながら、フランス太后だけでなく、イギリス王妃にまで献身し、脱出に次ぐ脱出と、ダルタニャンの機知が痛快!騎士道精神備わった四人の気概には、そこかしこで笑わされながら、何回目頭を熱くさせるんだ!というくらい感動に見舞われる。我らはなぜ王家に命を賭して尽くすのか、王侯と貴族の結び付きについてのアトスの考え方には妙に納得してしまった。2011/10/05

ぷるぷる

5
この面白さはどうしたことか。。 既に児童文学的な純粋さはみじんもなく、それぞれの人生を歩んできた男達の物語である。そんな四人が騎士道精神の元に行動し、友情の元に集結するのは結構感動的。 歴史的背景として王制に対する厭世と革命の雰囲気と、英国仏国での内戦という状況が物語に奥行きを与えている。更に第一部で登場したミレディーの息子の復讐なんて要素がスリリングさを演出している。幾つかの要素が絡み合った中でのお話で必然的に政治的、人間的駆け引きにスポットが当たっているが、これが流石の語り口で引き込まれてしまう。2010/05/17

ミカヅキカゲリ

2
やっぱり「三銃士」よりも面白い! 貴族が王侯に仕えることについてのアトスの考えに納得した。ミレディーの息子との対決とかどうなって行くのかな。とりあえず、四人がまた一緒になって、善かった。2011/12/18

てらさか

1
二つに分かれてしまった三銃士だけども、何だかんだで4人がそろっているととても嬉しい。続きが気になる。2022/05/31

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