感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
印度 洋一郎
3
タンタンが満州事変が勃発した中国へとやってきて、宿敵国際麻薬組織と結託した日本の諜報部員と戦うという、ちょっとアレな内容。敵の名前は「ミツヒラト」、態度は慇懃だが陰湿というのは、当時の日本人観なのか(最後はハラキリするが)。中国人を蔑視する上海租界の欧米人は日本軍に協力的で、この辺の描き方も興味深い。子供向けコミックなのに、阿片窟が出てきたり、発狂して青龍刀を振り回す中国人が登場するのも時代か。タンタンが中国人の少年に「僕たちはお互いにあまりにも知らなさ過ぎるんだ」と言う台詞は残念ながら今にも通じる。2016/04/16
こまさん
1
1930年代の時代を反映している作品で、やはりそのころの日本はかなり国際情勢を乱す国として認識されていたんだなと改めて感じた。悲しいけれども。2017/01/27
ぱや
0
日本人実業家が悪人として登場。過去作に登場した人物も絡んで来た。誰だっけ?見返してみないと。2016/09/25
わかっぴ
0
面白かった2013/01/22
ドラン3世
0
チャンが初登場ですね。お別れのシーンは切なかったです。今回は日本も絡んでくるお話ですが、同じ日本人として邪魔してごめんと思ってしまいました。無知な私にとってほとんどが事実とは知らずにお気楽に読んでしまいました。今度は発売当時の日本の歴史をきちんと勉強してから読んでみたいです。2013/01/08