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内容説明
ホーソンタワーズ―ヴィクトリア朝様式の邸宅を改造したこのアパートにジニーが住むようになって7カ月、彼女はもうここがいやになっていた。夜中に妙な物音がし、大事にしていたガウンが消え、そのうえ誰かに見られているという気がしてならない。幽霊がでるという噂もあった。ジニーは離婚したのち、新しく出直すつもりでこの地にやってきたのだが、よく見もしないでホーソンタワーズに入ったのを後悔していた。弁護士としてよそに仕事をみつけて引っ越そう―そう決心して、遠くの町まで面接にでかけた。ところが、折からのひどい吹雪に見舞われ、しかたなく引き返してきた。そして部屋に戻ってみると、バスタブで見知らぬ男が死んでいた。ジニーは驚いて部屋を飛び出し、住人の一人ウェインの腕の中で気を失った。奇妙なことに、ウェインが調べにいくと、死体は消えていた。警察も取り合ってくれなかったが、ジニーの周りでおかしな出来事が頻発しだした。誰かが脅そうとしているのか?この建物には何か秘密があるのだろうか?彼女はウェインと調べ始めたが…。