内容説明
尾張の地侍である前野三兄弟。長男の雄吉は織田信雄の補佐役を務め、二男の長康は秀吉の重臣として但馬国の大名に、三男の勝長は佐々成政の家老となる。出世を果たした三人だったが信長の死後、彼らの運命は大きく揺れ動き、やがて悲しい結末を迎える。荒れ狂う時の流れの中で、一族を守ろうと必死にもがきつつも消えていった兄弟の懸命の生き様を描く!
著者等紹介
倉橋寛[クラハシカン]
1961年、愛知県江南市生まれ。南山大学経営学部卒。雑誌編集者などを経て漫画家、イラストレーターに。小説では2000年に「飛鳥残照」で第1回飛鳥ロマン文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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