内容説明
織田信秀との確執から故郷を離れ、尾張北部で育った蜂須賀小六は、尾張川の川並衆の頭領となる。義兄弟・前野長康らと蜂須賀党を旗揚げし、尾張制覇を目指す信長とも対峙。桶狭間の戦い、尾張統一戦、墨俣築城を経て、やがて彼らは秀吉を天下人へと押し上げていく。信長、秀吉をはじめ斎藤道三、織田信秀、今川義元、前田利家、山内一豊、生駒家長、吉乃ら、若き小六を取り巻く曼陀羅のような人間模様を描く長編歴史小説!
著者等紹介
倉橋寛[クラハシカン]
1961年、愛知県江南市生まれ。南山大学経営学部卒。雑誌編集者などを経て漫画家、イラストレーターに。小説では2000年に「飛鳥残照」で第1回飛鳥ロマン文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あかんべ
8
蜂須賀小六ってもっと無頼な荒々しい人かと思ったが、地域のリーダーというか、運送屋のオヤッさん的は人でせっかくの手柄も横取りされているが、あまりこだわらない。鬼心が無いため天下は取らなかったが、城持ち大名にはなったのは、流されたのか?2015/05/27
ひげおやじ
0
蜂須賀小六の生涯を描いた本です。よく知っている地名が出てきてうれしくなってしまった。小六がなくなるまで描かなくてもよかったのでは。2015/04/12
イフル
0
地元の歴史が詳しく書かれ興味をそそられた。 毎年GWに行く曼陀羅寺の藤祭りはコロナで中止2020/04/11