内容説明
日本の激動期、時代の荒波にさらされ「漂流」をはじめた小さな家族…。主人公・八千代とその家族が、戦災、敗北、その後の混沌を生きる中で、なお得ることのできた人生の感動の数々。そして家族それぞれが人間としての再生を果たすまでの三年間を描いた長編ノンフィクション・ノベル。
目次
家
母の病気
ある相聞
ナオ一三ヒシス
「敵前逃亡」
駅裏の小さな家で
姥捨ての旅
雨上がる
制服の客
崖の上の門長屋
畑あらし
新しい旅立ちヘ
八年目の八千代の手紙
著者等紹介
水沢周[ミズサワシュウ]
1930年東京に生まれる。1954年早稲田大学文学部卒業。NHK、国際文化振興会、日本読書新聞等を経てフリー編集兼ライター
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