目次
第1章 帰国できない外国人実習生
第2章 コロナ禍2年目の実習生
第3章 SNS相談室
第4章 問われる監理団体のあり方
第5章 コロナ禍で相次ぐ緊急対策
第6章 技能実習制度見直しの動き
終章 多文化共生の時代へ
著者等紹介
榑松佐一[クレマツサイチ]
1956年生まれ。1978年名古屋大学理学部を卒業後、現コープあいちに就職。在職中に日本福祉大学大学院情報・経営開発研究科修士課程を修了。2000年から愛知県労働組合事務局長・議長を歴任し、2019年コープあいち職員に復職。2007年より外国人研修生(当時)の支援を始めその後「外国人実習生SNS相談室」を開設(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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まこ
2
☆☆途上国への技術移転による国際貢献とは名ばかりの、『安い労働力』として来日する外国人たち。外国人技能実習生制度も改正され、彼らにとって良い制度になりつつある。まだ変換期。さらに特定技能も設けられ、問題も多岐にわたる。メディアや政治家に訴えて解決した問題もあるが、まだまだ山積み。2023/10/17
お抹茶
1
著者は外国人実習生の窮状を受けて行動する労組元役員。関係者に掛け合い,国会質疑に持ち込んだり,大手マスコミ報道まで繋げたりして,問題解決に動く。しかし,あくどい巨大監理団体アジア共栄に対して,調査をする機構の力は弱く,野放しになることも多い。著者のブログ(?)からの引用が多く,生々しい状況や感情が綴られるものの,外国人実習生の待遇問題に詳しくない読者には読みにくい構成になっているように思う。2022/12/24