内容説明
EC並みの農業を!―農産物12品目自由化が日本農業の存亡をかける深刻な事態を引き起こしている。だが、開拓120年の歴史をもつ北海道農業は、現にEC並みの可能性を秘めている。本書は、その可能性を現実のものとするための、土を重視した研究・技術開発への提言である。
目次
第1部 研究・技術開発への提言(北海道経済と農業;北海道農業の国際競争力―農産物コストを中心に;技術開発のターゲット)
第2部 土壌病虫害への挑戦(北海道農業の発展と現在の到達点―畑作、連作障害を中心として;連作と輪作;土における化学生態学;連作障害と土壌微生物;生物的防除)
付録 北海道の農業と研究開発のあり方