内容説明
産業蓄積地の国際連携(ネットワーク化)による経済発展路線探求の書。グローバル経済は、市場圏・規模の拡大を志向した20世紀に別れを告げ、拠点網構築に活路を見出す21世紀を迎えた。「自動車の次は自動車」。東アジア地域における自動車部品・同関連産業サプライヤーの代表的クラスターについて、その「蓄積」の現状と背景そして展望を分析。
目次
第1章 日本自動車・部品産業の現状と課題
第2章 東アジアの自動車産業の発展と国家の役割
第3章 自動車部品調達戦略の変動とサプライヤー集積地の戦略
第4章 東京都・大田区における自動車部品製造への取り組み
第5章 愛知県における自動車部品製造業の集積
第6章 タイにおける自動車部品製造業の集積
第7章 中国長江デルタにおける自動車部品産業の集積
第8章 東アジアにおける電子部品製造業の集積
第9章 ビジネス・ネットワークの深化と経済協力政策の展望
著者等紹介
小林英夫[コバヤシヒデオ]
早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授
竹野忠弘[タケノタダヒロ]
名古屋工業大学大学院工学研究科助教授
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