内容説明
佐藤栄作首相の密使として沖縄返還に重要な役割を担った若泉敬。沖縄でただひとり若泉と接触できたジャーナリストが沖縄返還40周年のいま、初めて公開する証言記録・資料を駆使して「沖縄返還と核密約」の真実に迫る。
目次
序章 『他策ナカリシヲ信ゼムト欲ス』で核密約を暴露
第1章 米軍統治と祖国復帰運動(戦後の教育復興に奔走した屋良朝苗;安全保障の研究者として名を馳せた若泉敬 ほか)
第2章 核抜き本土並み返還交渉(佐藤総理が若泉を密使としてワシントンに送る;佐藤ジョンソン会談で「両三年以内に返還目途」を合意 ほか)
第3章 若泉の苦悩(女子学徒隊の悲劇;若泉は「愚者の楽園」である日本の現状を憂えた ほか)
第4章 琉球処分(普天間基地の県内移設に沖縄が反発;沖縄の現状は三度目の琉球処分)
著者等紹介
具志堅勝也[グシケンカツヤ]
1954年沖縄県那覇市生まれ。1978年大阪大学経済学部卒業。同年琉球放送入社、営業局、報道部記者、報道部長、事業部長を歴任し、2002年琉球朝日放送に出向、編成局長、東京支社長等を経て現在、取締役報道制作局長。沖縄大学地域研究所特別研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。




