出版社内容情報
アメリカ空軍が陸軍航空であった時代から、現代のITによる空軍改革までを通観し航空戦略の将来を展望する。
内容説明
陸軍航空の時代から、現代のITによる空軍改革までを通観し、航空戦略の将来を展望する。今後のアメリカの軍事戦略を考察するうえで重要な役割を果たしているアメリカ空軍を理解するために、アメリカ空軍の歴史と戦略をまとめた。
目次
第1章 陸軍航空の誕生と第一次世界大戦
第2章 戦間期における陸軍航空の発展
第3章 第二次世界大戦、ヨーロッパ航空戦
第4章 第二次世界大戦、太平洋航空戦
第5章 アメリカ空軍の独立
第6章 朝鮮戦争航空戦
第7章 アメリカ空軍と冷戦
第8章 ベトナム戦争航空戦の蹉跌と克服
第9章 湾岸戦争航空戦での勝利
第10章 アメリカ空軍のトランスフォーメーション
著者等紹介
源田孝[ゲンダタカシ]
1951年生まれ。航空自衛隊幹部学校教官。1974年防衛大学校航空工学科卒業。元空将補。幹部学校指揮幕僚課程、同幹部高級課程修了。幹部学校戦略教官、北部防空管制群司令、防衛大学校教授、幹部学校戦史主任教官を経て2007年から現職。早稲田大学大学院公共経営研究科公共経営修士(専門職)。軍事史学会理事・事務局長、戦略研究学会研究・編集委員
石津朋之[イシズトモユキ]
防衛省防衛研究所戦史部主任研究官、戦略研究学会常任理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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無重力蜜柑
8
ヨーロッパ諸国に遅れて陸軍の一部門として発足、第二次世界大戦ではミッチェルの思想に基づく「昼間高高度精密爆撃」と「夜間低高度無差別爆撃」という二種類の戦略爆撃が行われる。戦後、陸軍から独立。ヒロシマ・ナガサキを切っ掛けとする核戦略と、ベルリン封鎖への対抗としての空輸戦略におけるプレゼンス。ソ連の核保有後は相互確証破壊を前提に航空作戦にも様々な制限が生まれたが、第二次世界大戦の成功体験からそれへの適応を怠った米空軍は朝鮮、ベトナムで敗北を重ねる。80年代の治安維持作戦を通しハイテク化とドクトリン改良が進む。2022/02/27
Junichi Aoyagi
2
お仕事に必要だったので読んだ。 第四章の太平洋航空戦のくだりは、読んでいて辛かったなあ。 情報はキチンと整理されており、読み易かったです。 マニアの人には物足りないかも知れない。2012/01/28
gurapo
1
アメリカ空軍の歴史を追った本でありますが、どちらかというと出来事をまとめたものに近いものです。WW1以前の「空飛ぶもの」から現代の航空戦略まで書かれていますが、なぜ必要だったのかという問いに言及していないので、出来事を読むには適しているものの、「どういう問題があって、戦略はどのように変貌したのか?」という疑問を解消するには難しい本であります。むしろ、これに書かれている出来事をまた自分でまとめ、「本当にそうだったのか?」と検証する必要があるかもしれません。2013/11/03
h t
0
ジャップ絶対殺すマンさんによる一分の隙も無い日本空襲、アメ公が有能すぎてホントつらい。2015/05/02