富士見ファンタジア文庫 棺姫のチャイカ〈２〉

榊 一郎【著】

富士見書房（2011/05発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 348p／高さ 15cm
• 商品コード 9784829136409
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

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内容説明

「全く兄様にも困ったものだ。すぐに婦女子を手込めにしようと」「人聞きの悪い事を言うなっ！」乱破師トールとその義妹アカリ。そして『棺担ぐ姫君』チャイカ。滅んだガズ帝国皇帝の“遺品”を求めて旅する三人であったが、追われる身でもある彼らにとって、徒歩での移動はあまりにも危険が大きかった。魔法仕掛けの『機車』を求めて、とある街を訪れたトール達の前に、正体不明の少年が現れる。彼はトール達に機車の情報と共に、次なる“遺品”の持ち主、竜騎士ドミニカ・スコダの存在を告げてくるのだが―。

著者等紹介

榊一郎［サカキイチロウ］
第９回ファンタジア長編小説大賞準入選作『ドラゴンズ・ウィル』でデビュー（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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[スズ]

父を弔いたいと願う白銀の姫チャイカに仕える事になり、バラバラに保管されているガズ皇帝の遺体を探す旅に出たトールとアカリは、追手から逃れるべく危険な森を進む事になるが棄獣の群れに襲われてしまう。絶体絶命の危機に陥るトール達だが、彼らを救ってくれたのは遺体の所有者の一人である竜騎士ドミニカで…。父の死を受け入れ前に進むために父の体を探すチャイカ、領民に殺された妹の死を受け入れられずに立ち止まり続けるドミニカ、共に一番大切な人を守り切る事が出来なかった鏡合わせのような二人の対決が印象的。彼らの弔いの旅に幸あれ。

2018/09/16

[Yobata]

旅を続けるにあたり“足”が必要になるチャイカ達。するとトールの目の前にチャイカを支援するという謎の青年が現れ、機車と次の“遺体”の持ち主の居場所を教えられる。敵か味方か判断つかないもののそれに従うと機車,さらには遺体を持つ英雄の1人竜騎士ドミニカ・スコダがいて…。アカリの兄萌え属性に揺らぎは一切ないなwチャイカはカタコトお姫様にドジっ子属性まで今回ついた模様。確かに保護欲をそそるなw今回の遺体保持者は最強とうたわれる棄獣,ドラグーンを従えるという竜騎士ドミニカ。妹を亡くし治世に興味をなくし隠居した領主で→

2014/04/04

[た〜]

【キャラ重視型】ハーレム拡大路線を進むのか？つうか、新たな同行者規格外過ぎてこの後の敵さんどんな規格外なのを出せば釣り合うんだ？万一シリーズ打切りがあるとすれば嫉妬したアカリあっさり撲殺されるトール・・・だったりして

2014/01/01

[まるぼろ]

チャイカと共にデルソラントの街を出て遺品を探す旅を決意した一行だが、ある意味での戦債に遭った貴族に一泊の宿をお願いする事になり･･･という話です。今巻もジレッド達との一戦があるのかと思いきやそんな事も無くｗ 代わりに｢ドミニカ｣と戦う事になるのですが･･･。今巻はある領主一家と領民との間に起こったある悲劇での後悔の念と喪失感がメインだったかと思いました。ですがトール達との一戦にて吹っ切れて一行に付いて行く事を決めたドミニク改めフレデリカとの旅の行方が面白くなってきたように思えました。次巻も早いうちに。

2014/04/20

[晦夢]

追っ手から逃げつつ新たな遺品を探してとある街にやってきたトールたち。謎の協力者から新たな英雄の居場所を聞き向かうことに。フレドリカとの出会い。情報を小出ししつつ、仲間を増やす。ノンビリ進んでいる印象。アカリがいつも通りで安心する。

2014/10/10