内容説明
国民全員が作者で鑑賞者である詩形世界最短の文学の魅力を楽しく語る。短歌と俳句。
目次
1 何はともあれ詩歌のはなし(日本的詩歌の形式に関する偶談;父歌六;朝の少女に捧げるうた;わたし、偉人;「新酒の巻」について)
2 溜息に行分けはない(斎藤茂吉さんに答ふ;大逆事件と詩歌;唐招提寺の円柱;気運と多力者と)
3 よろしき友なくては(漱石の句の滑稽思想;俳諧はなくてもあるべし;天心先生の言;俳友記)
4 自由に、そして厳格に(室生犀星に就いて;波、詩のことば;金子さんへのエレジー;諸芸のリズム)