内容説明
米中蜜月時代の恐怖!?日本は世界の一極を取れ!トランプと習近平のしくじり合戦がはじまり世界は大混乱へ…
目次
第1章 米中露の思惑が交錯する世界秩序の分水嶺(トランプは“文革”をやろうとしているのか;米国の親中派がトランプに警告 ほか)
第2章 権力闘争が習近平を戦争に駆り立てる―赤い帝国主義台頭(中国が豊かになれば民主化が進むという「中産階級理論」の破綻;“腐敗”と“有限会社共産党”化が統治の手段 ほか)
第3章 半島、台湾、南シナ海で米中がまき散らす戦争の火種(2017年4月、半島の緊張はなぜ高まったか;江沢民時代から始まっていた北朝鮮の核保有へのバックアップ ほか)
第4章 多極時代の1極を獲れ―問われる日本の外交姿勢(「ランドパワー」が圧倒するこれからの世界の4つの予想図;日本外交は多極化時代の1極をとれ ほか)
著者等紹介
福島香織[フクシマカオリ]
ジャーナリスト。1967年、奈良県に生まれる。大阪大学卒業後、産経新聞社に入社。文化部、社会部などを経て香港支局長、北京特派員、政治部記者を歴任。2009年からフリージャーナリストとして主に中国、中華圏の政治、社会、経済、文化をカバーする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ののまる
6
習近平、ほんまに友達おらんのな。トランプがある意味、友達か。2017/09/12
まさやん80
1
中国通の福島さんがトランプ後の中国のあり方について書いた本。理念を振りかざさず、あくまでも実利で外交を行うトランプ政権が実は中国にとっては分かりやすいという指摘はなるほどと思う。それにしても、中国、アメリカ、ロシアの思惑を把握しながら、北朝鮮や南シナ海の動向を見ると、違った見方が見えてくる。それにしても、中国という国は怖い。2018/07/14
kousan
1
江沢民派が意外にも脆かった。と言うよりトランプの台頭が習近平に追い風になったとも言える。2017/10/09
さいごーどん
0
福島氏の本年6月の著書だが、これまでになく危機感が強くにじんだ内容になっている。既に全人代もおわり、本書の予想より、政治局常任委員の顔ぶれは習近平よりとなっている。トランプ政権のこだわりのなさを考えると、なかなかおっかない状況であると思う。この状況下で、国会が焦点のずれた議論に終始しているのは本当に不幸と言える。与党と共に、野党にも目を覚まして頂きたいところ。2017/12/22
Yuichi Saito
0
★★★2017/09/19