目次
序章 日本文明は日本人の誇り(世界でいちばんぶれない日本の歴史;安定して安全・安心な日本社会の奇跡 ほか)
第1章 戦後日本人を呪縛する歴史認識(「正しい歴史認識」は歴史ではなく「政治」;共産主義による赤禍が消えてもコミンテルン史観が残る ほか)
第2章 世界史と比べればよくわかる歴史(列強時代がつくった世界観;なぜアジアで日本だけが近代化に成功したのか ほか)
第3章 曲解される日本近現代史(日本一国「侵略」説に終止符を;日中戦争は日本の中国侵略という嘘 ほか)
第4章 二一世紀の日本の国のかたち(戦争がなくならない時代に耐える戦略論とは;一国平和主義が戦争を誘発させる ほか)
終章 日本人の歴史貢献を見よ(歴史の省察があってこそ本当の反省ができる;日本の世界史への歴史貢献 ほか)
著者等紹介
黄文雄[コウブンユウ]
台湾高雄州岡山郡(現在の高雄県岡山鎮)に生まれる。64年留学のために来日。早稲田大学商学部卒業後、明治大学大学院文学研究科博士前期課程修了。拓殖大学日本文化研究所客員教授。台湾独立建国連盟日本本部委員長。『中国の没落』がベストセラーとなり評論家に転身。94年に台湾ペンクラブ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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TheWho
12
台湾出身で日本在住の評論家が、政治的目的の歴史観をゴリ押しする特亜諸国と米国の真相を断罪し、日本の立場を語る一冊。著者は、政治目的しかもたない歴史は、真の歴史ではない。また実証主義の歴史学からすれば、検証する価値さえないと、中韓が云う歴史認識に対して断罪している。そして中韓との歴史戦争を日本は「熱烈歓迎」すべきで、それが日本の国家・文化・文明を愛する日本人が、誇りを取り戻す好機であり、真の歴史程強いものはないと語っている。改めて日本の辿った歴史を認識できるお勧めの一冊です。2015/09/16
元吉
0
★★★★☆ 自虐的な日本の歴史感から卒業し、もっと自信と誇りを持てよというエールである。 ポイントは歴史のスパンを何年とみるか。中国にせよ大韓民国にせよ戦後にできた国である。昨今の振る舞いをみてると数千年の歴史があるように思えない。 区切るとしたら東アジアに列強の魔の手が伸びた200年前からの歴史の中で、日本の果たした役割を捉えないと著者が述べる正しい歴史認識というのは分からない。 どの地域でも隣国どおしは過去に幾度となく戦争を行っている。都度清算し後はお互い未来志向で付き合うべきであろう。2017/05/26