出版社内容情報
家康の出生の秘密に端を発して、徳川300年にわたる身分社会のベールが大胆な構想と縦横無尽な筆致によって暴かれる。明治35年に刊行された『史疑』を素材に、闇に葬られた真相を解き明かす南條文学の傑作。
売値五貫文/素朴な疑問/奇怪な遊行僧/暗澹たる事件/不当な弾圧/家康出生の秘密/三百年の余弊/世良田元信活躍/徳川家康の出現/抹殺博士/犠牲者/剥がれたベール/史疑一巻 /あとがき
内容説明
家康が晩年、ふと漏らした言葉に端を発した家康の出自をめぐる謎とは!?『史疑 徳川家康事蹟』(村岡素一郎、明治35年、民友社刊)を素材に、徳川三百年にわたる身分差別のベールが、大胆な構想と縦横無尽な筆致によって暴かれる。愛と闘いと希望に生きた被差別民衆の苦悩と可能性を描いた南条文学の傑作。
目次
売値五貫文
素朴な疑問
奇怪な遊行僧
暗澹たる事件
不当な弾圧
家康出生の秘密
三百年の余弊
世良田元信活躍
徳川家康の出現
抹殺博士
犠牲者
剥がれたベール
史疑一巻