内容説明
日本を代表する大企業であるトヨタは、2007年にはアメリカのゼネラル・モーターズ(GM)を抜いて生産台数で世界最大の自動車メーカーになった。しかし、そのトヨタが一転して危機に陥ったということは一体、なにを意味しているのだろうか。
目次
第1章 六〇年ぶりの危機
第2章 豊田家が支配するトヨタ自動車
第3章 大量生産・大量販売とトヨティズム
第4章 頂点に立って系列会社を支配する
第5章 グローバル化して“世界企業”へ
第6章 会社本位主義に陥った労働組合
第7章 “三河の田舎大名”が財界トップに躍り出る
第8章 トヨタの宣伝と社会的責任
第9章 GMの倒産が意味するもの
第10章 トヨタの時代は終わりを告げた