出版社内容情報
データ分析に使われる統計の数学的知識を、グラフ図と日常的な例などで概説した読み物。
間違わないデータ分析に必要とされる、統計の数学的知識を、数式を使わずに、グラフ図と日常的な例などで概説した読み物。例に挙げられている題材は、米国大統領選挙、肥満の定義、NBAのシュートランキング、失業率、くじの当選確率など。
解説は、統計の処理に使われる数学の知識を、「なぜそういう概念が必要なのか」、「どのように使い、どういう結果を得るのか」、「その知識を持っていないと、どういう間違いを引き起こすか」というレベルに落とし込んで、丁寧に説明します。
意思決定を狂わす、世の中にはびこるデータの間違った解釈を数学的に正します。
主な内容は、
● 線形性の罠にはまるな
● 確率は前提条件次第
● 期待値は「期待される値」ではない
● 人為データは数字の7で分かる
● 平均への回帰はあらがえない
など。
プロローグ
第1部 線形性
第1章 スウェーデンらしくなくなる
第2章 局所的には直線、全体的には曲線
第3章 みんな肥満
第4章 アメリカ人に換算すると死者何人?
第5章 皿よりも大きいパイ
第2部 推論
第6章 ボルチモアの証券業者と聖書暗号
第7章 死んだ魚は心を読まない
第8章 帰稀法
第9章 国際腸卜ジャーナル
第10章 神様、いらっしゃるんですか? 私です、ベイズ推定です。
第3部 期待値
第11章 宝くじに当たることを期待しているときに何が期待できるか
第12章 もっと多くの飛行機に乗りそこねよ
第13章 線路が出会うところ
第4部 回帰
第14章 平凡の勝利
第15章 ゴルトンの楕円
第16章 肺がんは喫煙の原因なのか
第5部 現実
第17章 世論なるものはない
第18章 「私は何もないところから奇妙な新しい宇宙を創造してしまった」
エピローグ――正しくする方法
謝辞
訳者あとがき
原注
索引
内容説明
意思決定を狂わす数とデータの誤った解釈は数学の言葉でこう正す。間違いパターンを解き明かす『ファスト&スロー』の数学エッセイ版!
目次
第1部 線形性(スウェーデンらしくなくなる;局所的には直線、全体的には曲線;みんな肥満;アメリカ人の換算すると死者何人?;皿よりも大きいパイ)
第2部 推論(ボルチモアの証券業者と聖書暗号;死んだ魚は心を読まない;帰稀法;国際腸卜ジャーナル;神様、いらっしゃるんですか?私です、ベイズ推定です)
第3部 期待値(宝くじに当たることを期待しているときに何が期待できるか;もっと多くの飛行機に乗りそこねよ;線路が出会うところ)
第4部 回帰(平凡の勝利;ゴルトンの楕円;肺がんは喫煙の原因なのか)
第5部 現実(世論なるものはない;「私は何もないところから奇妙な新しい宇宙を創造してしまった」)
著者等紹介
エレンバーグ,ジョーダン[エレンバーグ,ジョーダン] [Ellenberg,Jordan]
ウィスコンシン大学マディソン校数学科教授。ハーヴァード大学、ジョン・ホプキンス大学、プリンストン大学准教授を経て現職。専門は整数論、代数幾何。ニューヨーク・タイムズ、ウォールストリート・ジャーナル、ワシントン・ポスト、ボストン・グローブ、ワイアードなどのコラムに投稿。Slateのコラム連載「Do the Math」を持つ。1987年から1989年にかけて、国際数学五輪に米国代表として3回参加し、金メダル2個、銀メダル1個を受賞した
松浦俊輔[マツウラシュンスケ]
翻訳家。名古屋学芸大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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Naohiko Oikawa
かに
人生ゴルディアス
H.A