内容説明
ただのおカネ儲けより、ずっと楽しい仕事がここにある！社会貢献しながら、しっかり稼ぐ現代のヒーロー、ヒロインたちに出会う素晴らしき世界一周の旅。
目次
１ ヨーロッパ（六千万人の行動する消費者たち；エコベール・汚れにバイバイ、地球もキレイ ほか）
２ アジア（ファーストフード式白内障治療；ネパールのエコツーリズム ほか）
３ 北アメリカ（太陽の下で新たに生まれる；一〇〇パーセントメイド・イン・ＵＳＡのラベルとモラル ほか）
４ 南アメリカ・アフリカ（すべては亀たちのために；庶民派ＳＥ ほか）
著者等紹介
ダルニル，シルヴァン［ダルニル，シルヴァン］［Ｄａｒｎｉｌ，Ｓｙｌｖａｉｎ］
１９８０年生まれ。ノルマンディー出身。ＥＳＳＣＡ卒業後、フランス企業のブラジル支社に働く
ルルー，マチュー［ルルー，マチュー］［Ｌｅ Ｒｏｕｘ，Ｍａｔｈｉｅｕ］
１９７７年生まれ。トゥーロン出身。ＨＥＣ卒業後、アメリカとブラジルで働く
永田千奈［ナガタチナ］
１９６７年東京生まれ。翻訳家。早稲田大学第一文学部仏文専修卒（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tadashi_N
33
（社会、自然）環境に影響を与えることや未使用の人的物的資源の活用が、社会を変える企業を作る。2017/07/19
James Hayashi
27
2006日本版。有意義な旅である。世界を旅して各地の社会起業家にあって話を聞く。それを纏めたもの。沢木耕太郎や自分の旅など無に等しい。個人的に揺さぶられたのはノーベル平和賞を取ったバングラデシュのグラミン銀行、ムハマド・ユヌス氏。素晴らしい。日本からは合鴨農法の古野隆雄氏。生分解率が100％に近い洗剤を扱うサラヤ。2018/03/16
みさどん
15
どこにこんなすごい人や著者が隠れていたんだろうって感動する。逆転の発想や利益を追求しない起業など、世界には一般人が知らない地球貢献の成功者がまだまだいるのだと嬉しくなった。高いモチベーションはいったいどこからくるのだろう。こんなホワイト企業を選ばなくっちゃ。賢い選択者や消費者にならなくちゃ。アンテナはしっかり張って生きていきたい。2017/08/18
あや
15
小川糸さんが「ペンギンと暮らす」の中で読んでいた本。貧困や公害といった社会問題の解決を目指して起業した世界の経営者を訪ねる本。企業として活動するので、運営資金を稼がなくてはならないし、それまで誰も聞いたことのない事業に資金を貸してくれる銀行もない。それでも、化学肥料を使わなくては農業は無理だとか、太陽光発電は経費がかかりすぎるといった既成概念を乗り越えて、より良い社会を作ろうとしている起業家たちは社会問題に苦しむ人たちにとっての希望であり、これからそんな企業が増えていくのではないかと思いました。2017/04/30
hamham
14
夏暑く、冬寒い家に暮らす私としては、エイモリ・ロビンズの項の『暖房も冷房もないこの家（研究所）、冬はマイナス二十度、夏は三十度という気候の中にありながら、一年じゅう快適ということで有名なのだ。』に目が釘付け。ああ、エネルギー問題もいいけど、その家を、その家をビジネス輸出してくれええええ。著者二人が旅の移動に排出した二酸化炭素分の植樹を行ったのも徹底してて感服した。そこにちょろっと「一番公害のもとになる飛行機にできるだけ乗らない」と書いてあり、そうだったのかと！最後の最後にまた驚かされたのであった。2014/11/13
