内容説明
医学や心理学の分野における人間研究には、最近めざましいものがみられる。この成果は、人間の教育を考える上で大変興味のあることである。本書は、教育学の書であるから、これらと深く関わりすぎることは無理であろうが、今後私達が教育の本質を考察する上で、これらの研究成果は見のがすことのできないものといえよう。そこで本書では、これらの研究の一端を念頭におきながら教育を考えるようにした。
目次
第1章 教育とは何か(特色ある人間の出生形態;学習の必要性;人間における遺伝と環境 ほか)
第2章 教育の目的(教育目的をどう考えるか;教育目的をめぐる問題;主要な教育目的論 ほか)