内容説明
なにかをぬすむと、そのかわりにぬすまれた人のほしかったものをくつ下にいれてくれる「とりかえっこどろぼう」のドチドチ。でも、むかしは大どろぼうのドチドチも、今はふとったおじいさん。あるあきの日、町のびじゅつかんへ出かけると…!?小学校低学年から。
著者等紹介
柏葉幸子[カシワバサチコ]
1953年、岩手県に生まれる。東北薬科大学卒業。「霧のむこうのふしぎな町」で、第15回講談社児童文学新人賞、第9回日本児童文学者協会新人賞受賞。「ミラクル・ファミリー」で第45回産経児童出版文化賞受賞
ふくだじゅんこ[フクダジュンコ]
1961年、岐阜県に生まれる。武蔵野美術短期大学デザイン科卒業。武井武雄記念日本童画大賞奨励賞受賞(2000年)。イタリア・ボローニャ国際絵本原画展にて入選(2000年~2002年)。ヨゼフ・ヴィルコン記念大分国際絵本原画展佳作受賞(2004年)。第5回ピンポイント絵本コンペ最優秀賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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masa@レビューお休み中
43
柏葉さんの魅力にすっかりハマってしまい、絵本まで購入してしまいました。柏葉さんの絵本ははじめてですね。怪盗ドチドチは、昔泥棒でした。でも、普通の泥棒とは違うのです。物は盗むけど、その代わりにその人が欲しかったものをプレゼントする。だから、誰もドチドチのことを恨んだりしないんですね。ところが、引退した後に美術館にある天使を盗ったという疑いをかけられてしまいます。その疑いを晴らすために犯人探しをするのですが…。怪盗ドチドチなら、我が家にあるものを盗んでもらっていいなぁ。でも、盗むような物はないだろうなぁ…。2013/02/26
マツユキ
13
ドチドチとサッサが美術館に行くと、絵の天使が消えていて…。盗む代わりに、別の物を置いていく泥棒というに、わくわくします。 自分が盗んだものは、あてがはずれても、ちゃんと使っているのね。まさかこんな事になるとは…。冴えないけれど、優しく、楽しいドチドチで、天使も笑顔の良いラストでした。2023/03/04
キキベル
8
絵の中の天使を盗んだと言われてしまうドチドチ。その天使の不満を聞きとっても素敵な解決策を考え出したドチドチ。 こんな泥棒なら、うちにも是非きてもらいたいです。2020/02/22
織田くん
4
おしゃべりかがみがしゃべることがいじわるだった(*_*)ぼくはシワがふえたとか言わない。ママにおこられるから。シワにはわらいじわっていうのもあるんだよ。角野栄子さんが☆5だとしたら、このお話は☆4だった♪おもしろかった。2015/10/13
ぷりけ
4
絵がとてもかわいい!太りすぎたせいで、泥棒をやめちゃったドチドチとその奥さんサッサのお話。 美術館に展示されていた絵の中にいた一人の天使がいなくなった!ドチドチのせいだと皆はいうが。さて、ドチドチどうする!?2015/09/08