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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きいち
15
美術館事件だけじゃなく、館内での隠匿、圧力団体の横暴、また地道な対話によるwinーwinの落としどころと、図書館戦争の世界が決して絵空事ではないことを思い知らせてくれる33の事例。椋鳩十が鹿児島の図書館長として占領期GHQの圧力を粘り強く撥ね退けていた話など、勇気づけられるエピソードも多く、とてもおもしろかった。◇しかし、この国は実は三権分立じゃないんだね、図書館も立派な一翼だ、弁護士、医師、看護師、難しい時代に権力を集中させるリスクは、こうしてそれぞれの専門職が他と折り合いをつけながら分散させなきゃな。2014/04/09
K
0
例えば、中条一雄「原爆と差別」において、「もちろん二世の健康問題も大切です。差別が同和のような特殊部落のようになっても困ります」が問題視の件についての解説が主観的。もともと「自由」などのぼんやりとした耳当たりのいい言葉は、疑ってかかる主義なので余計に感じます。図書館の成り立ちからしてそうなので。2020/03/15