内容説明
クリスマスツリーの下で、ほのかなロウソクの光に照らされて、今年のクリスマス、世界の子どもたちに語られる１２の愛のストーリー。小学生中級以上。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
みや
24
母から借りた本。７つの国に伝わるクリスマスの短編１２作収録。韓国の物語２編を沢知恵さんが訳している。日本でクリスマスと言えば、サンタクロースの話が多い。今作はキリスト教団体が出版しているからなのかもしれないが、サンタ話はなく、キリスト教に纏わるものやキリスト教精神に則った話ばかりだった。ストリートチルドレンの問題が深刻なブラジルは、彼らを取り上げた話が多いらしい。また、真夏のクリスマスになる点も面白い。庭で遊ぶ子供たちを追い返したら我儘で悪い奴と称され、神や天使に罰を与えられるイギリスの話が理不尽だった。2016/12/24
、
7
ワイルドの話が素晴らしい。ラーゲルレーヴは相変わらず説教臭いけどいい。マルチンおじさん？これもうちょっとちゃんとしたやつで読みたい。たまには児童書もいいね。2013/12/17
すだ
2
様々な国のクリスマスのお話が載っています。お話の前にその国のクリスマスの様子などを説明している解説ページがあるのですがそこも面白かったです。国民性というか文化の違いが様々で面白いですね。あと聖書の知識があった方が頭に入りやすいかな。「クリスマスのごちそう」「わがままな大男」が特に気に入りました。2025/01/29
