内容説明
かぐ、ふれる、きく、みる、食べる。おいしい厨房エッセイ31篇。
目次
第1章 キッチンにて(野菜のクタクタ煮;香りのこと ほか)
第2章 九州と出合う(福岡・糸島の秋トマト;佐賀・鹿島のイノシシ肉 ほか)
第3章 ヨーロッパの思い出(フォアグラ;バター ほか)
第4章 厨房にて(コンソメ;オマール海老 ほか)
著者等紹介
谷内雅夫[タニウチマサオ]
ホテルオークラ福岡取締役総料理長。1973年大成観光株式会社(現株式会社ホテルオークラ)入社。1980年に渡欧し、ホテルオークラアムステルダムの洋食調理を4年間務めた。1982年には、オランダ国内の調理師コンクールにて優勝。帰国後、宴会・レストラン調理を多方面にわたり担当。ホテルオークラ東京フランス料理レストラン「ラ・ベル・エポック」シェフ、宴会調理シェフを歴任し、ホテルオークラの伝統を継承する一人として、また、オランダやフランスパリでの経験から、基本を大切にしたクラシックなフランス料理を得意としている。2011年11月ホテルオークラ福岡総料理長に就任。2013年6月ホテルオークラ福岡取締役総料理長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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あつこんぐ
30
図書館本。ホテルオークラ福岡の総料理長谷内雅夫さんがホテルの情報誌に書いたエッセイを1冊にまとめた本です。料理だけではなく、文章もオシャレで暖かい。疲れている日にパラパラとページを捲ったら「味噌汁くらいは作ろうかな」と思えてきそうです。せっかく福岡に住んでいるので1度は訪れてみたいですが、悲しいかな自分にはまだまだ敷居が高いかな。たまには丁寧に料理をして家族に喜んでもらえるよう頑張ります。2019/12/03
belle
4
題名にある「キャベツとホロホロ鳥の煮込み」をさっそく作ってみた。おこもりの日が増えてきたこの12月にぴったりの温まる料理だった。フレンチのシェフの手になる料理はひとつひとつの気配りが丁寧で、それは文章にも表れている。ラタトゥイユはよく作るが、この本のコツを読んで試したら別物の美味しさに仕上がった。ホテルオークラ福岡の総料理長なので、第2章~九州と出会う~が興味深かった。厨房や料理の写真もイラストも程よく効いていて、素敵な食のエッセイだった。2020/12/11
あるぱか
2
料理本の特集でみつけた本です。九州にあるホテルオークラの料理長さんのエッセイ。素材や料理への愛を感じられる読みやすい文章でした。2022/09/18
tencoz
1
どのページからでも軽い気持ちで読める。食べることが大好きなんでお腹すいてきますわ。2019/12/01
nadami30
0
ホテルオークラ福岡の総料理長・谷内雅夫さんの厨房エッセイ。 左にエッセイ、右にイラストで構成されている。 アムステルダム、パリ、東京、福岡。どのエピソードも短いけど、それぞれの食文化に根付いた素材の味わい方に、これまで知らなかった食材の魅力をハッと感じる驚きと味わい深さがあるなぁ。 この本は、ちょびっとずつ読み進めて、美味しい料理と毎日出会う読み方が向いている気がする。 装丁が素敵。2023/01/20