出版社内容情報
現代経済学の誕生はマーシャル経済学の権威の崩壊から始まると言っていいが、
本書は現代経済学形成の過程をケンブリッジ学派のマーシャル、ケインズ、ポ
スト・ケインジアンそしてシュムペーター等を中心に据えて理論的・思想史的
に論じるとともに経済学古典の新しい読み方を提示する。
内容説明
マーシャル、シュムペーター、ケインズ、そしてポスト・ケインジアンへ。現代経済学生誕の過程を対比的に追求するとともに経済学古典の新しい読み方を提示する。
目次
第1部 マーシャルからケインズへ(マーシャルと現代;『産業経済学』から『経済学原理』へ;シュムペーターとマーシャル;マーシャル『原理』とケンブリッジ学派)
第2部 ケインズからポスト・ケインジアンへ(ケインズと現代;ジョン・ヒックス再考;カレツキとケインズ;ポスト・ケインズ派経済学とは何か;伊東光晴とケインズ)