内容説明
進路が決まらず悩む美雨は、学校の屋上でひとり「未来が見えたらな…」とつぶやく。すると「未来を見てあげる」と声がして振り返ると、転校生の雨宮先輩が立っていた。彼は美雨の未来を『7日後に死ぬ運命』と予言する。彼は未来を見ることができるが、その未来を変えてしまうと自身の命を失うという代償があった。ふたりは、彼を死なせず美雨の未来を変えられる方法を見つけるが、その先には予想を超えた運命が待ち受けていた。―未来に踏みだす救いのラストは、感涙必至!
著者等紹介
小春りん[コハルリン]
静岡県出身。2013年にLinkとして作家デビュー。『おつきあい攻略本。』(KADOKAWA刊)などを発表。『はちみつ色の太陽』で、第10回日本ケータイ小説大賞の大賞、TSUTAYA賞、ブックパス賞を同時受賞。小春りん名義で2016年9月「たとえ声にならなくても、君への想いを叫ぶ。」、2017年5月「この夢がさめても、君のことが好きで、好きで。」(スターツ出版単行本)を刊行(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ミーコ
38
初読みの作家さん。感涙必至!と書かれてるのに惹かれて、借りてきました。面白い事は 面白いのですが、目新しくは感じませんでした。これはティーン向けの本だと思います。私の年齢層が読むには 不向きかも?な一冊でした。2018/12/10
凍矢
4
ラストの向かうにつれて、どんどん手が止まりませんでした。途中から、あっという間に、世界観に入り込みました。生について、改めて考えさせられるストーリーでした。2017/10/30
Nori
3
先輩から『7日後に死ぬ運命』と予言された女子高生がその運命に抗いながらその過程で生きていく上で大切なことを見つけていく物語。予言の内容だけ聞くとホラーだけど、ラストはしっかりハッピーエンドでした。2022/05/28
しお
3
最後の最後に2回も裏切られました。命の期限の一週間に、最後の悪あがきをしようと走り出す美雨と雨先輩。誰も死なない未来に変えるためにしたことは・・・人と人との繋がり、生と死について考えさせれれました。2018/09/20
ゴリさん
1
人の未来を見る力。 それは誰しもが一度は欲しい、見てみたいと思う力。でもそれは良し悪し。 良い未来もあれば、悪い未来もある。 「今」を生きる人々全てにある未来。 ある日学校の屋上で出会った雨先輩に1週間後に死ぬと告げられた美雨は自分の未来に絶望する。そんな美雨を助けたいと思う雨先輩。 期限は1週間。 その1週間で美雨は自分の未来を変えるために 走り出す,,, 未来を変えたいと強く思わせる小説です。 「今」を生きる全ての人達に読んで頂きたい。 自分の未来を信じて走り続けて欲しいと 僕は心からそう思います。2018/01/27