ラズベリーブックス
運命の賭けは金の髪を隠して

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  • サイズ 文庫判/ページ数 501p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784812498798
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

1855年ロンドン。貧乏な子爵令嬢アレクサンドラは、美しい金髪をかつらで隠し、男装して紳士たちとカードゲームをすることで、生きるための金を稼いでいた。ところがある晩パーティーで、ケンダル伯爵ギャレットに負け、持っていた金をすべて失う。絶望したアレクサンドラだったが、ギャレットは向こう見ずな若者だと哀れんで賭け金を返してくれた。屈辱と恩義を感じながらも金を受け取ったアレクサンドラは、その後、ギャレット殺害を何者かに依頼する紳士を目撃したことから、とんでもないことに巻き込まれてしまう―。アレクサンドラの警告に半信半疑のギャレットから、話を聞こうと乗せられた馬車が襲われて横転。気を失ったアレクサンドラは、ギャレットから女性であることを気づかれてしまったのだ…。秘密を抱えるアレクサンドラと危険な伯爵ギャレット。互いに苛立ちを覚えつつ、惹かれ合ってしまうふたりは…?

著者等紹介

モーガン,ヴィクトリア[モーガン,ヴィクトリア] [Morgan,Victoria]
『運命の賭けは金の髪を隠して』で作家デビュー。2011年アメリカロマンス作家協会(RWA)ゴールデンハート賞のファイナリストとなったほか、2013年ニュージャージーロマンス作家協会(NJRWA)ゴールデン・リーフ新人賞を受賞するなど、注目を集める。ボストン近郊で暮らす

桐谷知未[キリヤトモミ]
東京都出身。南イリノイ大学ジャーナリズム学科卒業。文芸翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たまきら

24
わけあって叔父の庇護から逃げ出し、男装して賭け事で生活を支えている女子と、戦地から戻ってきたばかりの放蕩者のずっこけロマンスです。お互い人生に傷ついてきた男女が、少しずつ距離を縮めていくのがかわいいです。デビュー作だそうですが、ぜひ次回作も読んでみたいな。2021/12/13

矢田ふみえ

3
なかなか面白かった。少年と思っていたのが、娘だった。根性ある娘で、立ち向かっていく。ヒーローは、戦争のトラウマを抱えているが、戦術を練るのが得意。放蕩者と誤解されてもいたけど、魅力的だった。でも、犯人が、義父というのは、なんかやるせないよね。2016/09/07

kokorika

3
戦争のトラウマを抱えるヒーロー、男装のヒロインという設定に魅かれた。中盤で中だるみ感はあったが、最後はハラハラしながら楽しく読了。ヒロインがヒーローの心の癒そうとするところ、ヒーローと親友、妹との会話、の部分が特によかった。2015/01/07

黒崎ディートリッヒ

3
1855年ロンドン。貧乏貴族令嬢アレクサンドラは、男装し男としてギャンブラーをしていたが、賭けに失敗。全財産を失った彼女はギャレットと名乗る伯爵に助けられるが、彼は何者かに狙われていて?! 貧乏子爵令嬢と、軍人ヒーローの恋を描くヒストリカル・ロマンス。ヒーローのギャレッドは、クリミア戦争で戦っていた青年将校なのですが、どちらかといえば貴族の放蕩者っぽい感じ。暗い過去を背負うヒーロー、という設定がベタながらも良かった。 ヒロインのアレクサンドラは、物語のラストまで男装女子のギャンブラーだったら良かった。2014/09/17

yoneda

2
まず、ヒロインの男装シーンが長いことがオススメポイント。カツラで『金の髪』を隠し、ヒーロー以外の人々は完全に騙せた本格派です。結婚を阻むいろいろな障壁や、命を狙われるという危機感……を忘れての恋、というドキドキ要素、定番のシチュエーションもたっぷり入っています。言葉遊びもありますが、貴族的な感じはなくて、簡単な言葉で繰り返しイチャイチャする感じがかわいかったです。ヒーロー、ヒロイン以外のキャラも立っていました。無理なく二人が惹かれ合っていく様子が丁寧に書かれていて、好感度の高い作品でした。2019/12/05

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