竹書房文庫<br> 遺留捜査

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竹書房文庫
遺留捜査

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  • サイズ 文庫判/ページ数 334p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784812446270
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0174

内容説明

「被害者はなぜ殺されなければならなかったのか…」。鑑識員たちが集める“遺留物”や“遺留品”。警視庁捜査一課の科学捜査係主任・糸村聡は、被害者が遺した「子供の頃から大切にしていたおもちゃ」や「日常肌身離さず持ち歩いていたもの」にこだわり、科学捜査だけでは辿り着くことが出来ない被害者の知られざる一面を浮き彫りにし、現代のセオリーとは異なる方法で犯人を追い詰めていく―。被害者の最期の“声”を聞き、その人間性に寄り添う“愛すべき変人”糸村警部補の活躍を描く、従来の「犯人探しドラマ」とは一線を画す、時代が生んだ新しい“イノセントヒーロー”刑事ドラマ。待望の小説化。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はつばあば

49
遺留品・死んだ人は何も言えない、その人の死の傍にある品で正しく想いを伝えたい。死体ではないがこういう本が出るのも上野正彦氏の賜物だろう。我が家ではTVと云えばBSの演歌か寅さん。この作品が読み易いと思ったのは映像から始まったからなんだと最後に知った。警察機構は今も昔も旧体質。パワハラ・セクハラは当たり前の事だろうし上層部に行くほど腐敗しているかもしれない。だけど一生懸命頑張ってくれるお巡りさんや刑事さんがいないわけではない。糸村さんのように飄々としながらも、亡くなった人の家族に伝える優しい真実の言葉がいい2019/02/09

十六夜(いざよい)

13
まさにドラマそのままのノベライズ本。ドラマワンシーズン分を一冊にまとめようというのだから、簡潔になるのは仕方ない。出来れば相棒のように二冊に分けるくらいはして欲しかったかなぁ。でも人の話を聞かず我道を突っ走る糸村は面白い。職場に居たら絶対嫌だけど…。2015/03/04

yuya

7
ドラマの方はなかなか見られていないのですが、小説版で充分楽しめました。遺留品ひとつでこんなにも深みのあるストーリーが出来上がってくるところがすごいです。糸村警部補の決して派手派手しくない活躍ぶりも◎です。2018/07/21

niko

4
Kindle Unlimitedで読みました。これを書いたのは脚本家の方で、小説家ではないのでしょうかね。内容はテレビドラマを観ていたのでテレビのまんまなのですが、ところどころ「?」と感じる表現がありました。2017/06/06

tamazo

3
元キャラメルボックスファンの私としては上川さんが主役でゲストで近江谷さんまでご出演とあれば…と思いドラマを見ていました。気負いなく見られるので1時間ドラマとしてちょうどよかったかな。でも小説としては弱い気がします。「行間」を読めというより「行間」はドラマで見ろって感じでしょうか・・・2011/08/21

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