内容説明
「この賭けに君が負ければ、君の人生は私がもらう」「それでも逃げるのは性に合わない」仕事、恋愛。遊佐の人生はまさに順風満帆のはずだった。社運をかけた大きな契約が破談になるまでは…。理不尽なリストラをされ、その退職金で憂さ晴らしをする為に遊佐はラスベガスのカジノを訪れていた。そこでヨシュアと名乗る美形の日系人と勝負することになる。自棄になっていた遊佐は勝負に負け、約束通りヨシュアに身体も、これからの人生も握られることになるのだが、ヨシュアは遊佐をベッドに押し倒しながら、更なる賭けを持ちかけてきた。今度こそ、勝負に負ければ一生囚われの身…。遊佐はその勝負を受けて立った。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はつばあば
30
リストラされてベガスでカジノ?そんなゆとりのある男など私の周りにはおらぬ。それに5000万もする時計など・・身につけてるだけで震えが来ぬ男も見た事ない。BLとはいえ老い先短い婆には夢の世界への招待状ならぬ招待本でした。2018/10/08
そらねこ
21
う~ん…(*´Д`)ゴージャスなラスベガスでのヨシュアとの話はこれからどうなるの?とワクワクしたんですが、日本に単独帰ってからはウェルネスという世界企業的な感じがイマイチ…というかしょぼくて…ちょっと萎えた。でもって、受けを陥れた友人だと思っていた男と自分を裏切った女にギャフンと思わせる事無く終わったのが消化不良です。&今から一緒に働くウェルネス社員にも分かるように扉一枚隔ててエッチはなぁ…(´ー`)…。ただこれはシリーズの1にあたるようなので、今後リベンジがあるのかもしれないので次も読みたいと思います。2016/09/22
nono
20
BL。シリーズ第1弾。途中迄読んでましたが内容整理の為に再読。リストラされたショックからカジノで豪遊する遊佐に声をかけたヨシュア、彼の正体は⁉はじめは金で男を買うのか?と憤慨ものでしたが、そこに至るには複雑な思いがあったことを語るヨシュア、恋も仕事も欲張る男達のお話はここから始まったのね^^結構覚えているので、あの人もこの人も⁉と懐かしく思いながら、バブリーな雰囲気を楽しみました。2018/01/25
uuuuuuuuko(うーこ)
20
獅子の黒炎を読んでシリーズものだと知ったので刊行順に読んでみようと買った作品。獅子の~では得体が知れず印象悪かったヨシュアがメイン。底知れぬところもありながら情熱的でかなり遊佐にベタ惚れ。ふつうにラブラブだった(笑)。挿絵が素敵。シリーズを読みすすめていきたい。2013/04/07
辺辺
15
積本崩し。今度こそこのウェルネスシリーズを制覇したいと思い、何年ぶりの再読。企業戦士の再起の奮闘記としてはイマイチ受の遊佐がどれだけ有能なのか直接描かれてないのがちょっと残念ですが(間接的に他人づてでの描写しかない)、攻のヨシュアが流石お金持ちのエリート、やることなすこと凡人と桁違いだな。まだまだ序盤で知り合いになってもまだ10日なのに、いきなりお互い「愛してる」の言葉に違和感ばりばり。ちょっと濡れ場シーンが多すぎなのが玉に瑕。絵師・奈良千春さんのイラストが眼福だが。あと、元同僚と元カノが最低ですね!2019/06/24