竹書房文庫
「超」恐い話 Γ(ガンマ)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 225p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784812414989
  • NDC分類 147
  • Cコード C0176

内容説明

怪談に触れ続けていると、感覚が麻痺し、何を読んでも怖いと感じられない状態がやってくる。謂わば、慣れ。だが、けして馴染めぬ感覚が残っていた。パターンからの逸脱、実話だからこそ成し得る未曾有の恐怖がそれである。復刊3冊目のいま、「限界」の二文字が脳裏を過ぎる。怪談を紡ぐことの恐ろしさ、書く側の恐怖はもはや臨界点を超えてしまった。願わくば、本書を紐解くあなたの恐怖も限界(=正気)を凌ぐものであらんことを…。

目次

マングローブの畔で
ひとり
虫穴
看取るもの
お告げ
カレースプーン
定形外金縛り 二例

ともだち
会長のベンチプレス〔ほか〕

著者等紹介

平山夢明[ヒラヤマユメアキ]
1961年神奈川県生まれ。映画・ビデオの批評・制作から、CFの企画、インタビュー、ルポ、自動販売機の営業、コンビニの店長と、様々な職歴を重ね、現在は生理的に嫌な話を書かせたら日本で三指に入る小説家にして、日本でいちばん陽気な怪談コレクター
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夢追人009

132
本書には42編もの怖い話が載っていて少し時間が経つとどんどん記憶から消えて行くのですね。これだけ数が多いと紹介するのに中からどれを選ぶかに迷ってしまいそれが随分時間のロスになっていますね。『逃げた話いろいろ』石野氏は社会人になると同期入社の友人とオカルト同好会を作って二人で現地へ真夜中のドライブに出掛けるようになる。赤城山の山道にある電話ボックスで俯く女、碓氷峠を越えた峠道でランドセルを背負った小学生を見て、それぞれに逃げ帰る。次に行った御巣鷹山の登山道では霊に会わなかったが車に無数の傷が付けられていた。2020/08/12

ゆみきーにゃ

50
《購入》怖〜い話に出会えました(^^)2015/07/08

NAO

24
最後の方に怖い話が集中していた。箸が怖い。生年月日は教えないようにしよう2017/03/09

hannahhannah

19
ギリシャ文字シリーズ第三弾。最初の「マングローブの岬で」はマングローブ林での怪異。なんかマングローブ林に行ってみたくなる。後半、パニックになるようなことが起きるけど…。「会長のベンチプレス」はストレングス&コンディショニングのコーチが読んだら、何だコレと鼻で笑いそうな内容。「ダイエット」は絶食で減量しようとするとんでもない女が登場。オチも馬鹿だとしか言いようがない。「床下の神様」は家族揃って悪霊に攻撃される話。「豪傑」の彼はどうなったのか…。ラストの「猫ボール」は子猫を殺しまくった浪人生が祟り殺される話。2017/05/04

buchi

7
10年以上前の本だけど、古臭さのないステキな怪談本。 悲惨「暗い女」「落書きの子」、中国呪い怪談「箸」、猫(´;ω;`)「看取るもの」「床下の神様」「猫ボール」、正体「幽霊の素」がお気に入り。 基本的にデレ父さん「霊感はない」、愉快な婆ちゃん「人生楽ありゃ苦もあるさ」が大好き!2015/10/10

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