内容説明
海外では決して味わえない、ニッポン競馬の不思議な魅力―この本ですべて語りマス。
目次
第1章 ボクが日本の競馬に魅せられた理由(そして、日本人のことがわかった;ジャパンカップではアドレナリンが噴出する ほか)
第2章 野心家オリビエ・ペリエの作りかた(石工の父親から学んだこと;陽気な性格は母親譲り ほか)
第3章 ボクをとりこにした馬たち(日本馬編;海外馬編)
第4章 ペリエで勝つ!ペリエが勝つ!(騎手だって人気は気になる;人気薄の馬はどう乗るか ほか)
第5章 海外競馬の見どころ勘どころ(凱旋門賞へのいざない;ヨーロッパ競馬の楽しみかた ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
wasabi
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ペリエは好きな騎手のひとり。騎乗の上手さはもちろん、底抜けに明るくていい。この本では、彼の思い出に残った馬やレースが綴られている。若くして凱旋門賞を3連覇するなど、思っていた以上に偉大な騎手だったんだ。日本の競馬のシステムやファンを凄く気に入ってくれていて、その理由を聞けばなるほどと幾分誇らしくなったりもする。最後に日本の馬場の悪さや、調教師の勉強不足をチクリと指摘してくれた。どれほど驚きの記述もないが、彼をそして競馬をますます好きにさせてくれる一冊。2008/04/15
たまねぎ
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2012-75:府中に住んでいた時に買った本を久々に。フランス人騎手のオリビエペリエの自伝。競馬のことよくわからん人は、「何書いてあるんだ」って感じで意味わからんと思うけど、この人の日本への愛を感じる。日本のスポーツ、文化に対して外国の方が敬意を払ってくれるってすごいことだと思うんだ。文化の否定は歴史の否定。歴史の否定は国家の否定だと思う。世間的に競馬は「ギャンブル」ってくくりだし、それは確かなんだけど、その世界に真剣に殉じている人たちに対して、リスペクトするべきだと思う。2012/11/13