内容説明
テクノロジーを遠ざけて山に登る“サバイバル登山家”は、さらなる「手応え」を求めて、古の山人や明治の登山家の足跡をたどりはじめた。股引、脚絆にわらじという出で立ちで―。自由と野性に溢れる紀行文集。
目次
過去とシンクロする未来
一〇〇年前の装備で山に入る―奥多摩・笹尾根縦走
日本に沢登りが生まれた日―奥秩父・笛吹川東沢溯行
ウェストンの初登攀をたどる―北アルプス・奥穂高岳南稜登攀
鯖街道を一昼夜で駆け抜ける―若狭~京都北山・小浜街道針畑越
「ある登攀」を追いかけて―北アルプス・白馬岳主稜登攀
黒部奥山廻りの失われた道―北アルプス・小川温泉~鹿島槍ヶ岳
火を持ち歩くということ―北アルプス・鹿島槍ヶ岳北壁登攀~八峰キレット縦走
著者等紹介
服部文祥[ハットリブンショウ]
1969年横浜生まれ。大学時代のヤブこぎやラッセル山行を基礎に本格的に登山をはじめ、オールラウンドな登山を実践してきた。1993年3~4月知床半島全山単独スキー行。クライミングでは剱岳や谷川岳一ノ倉でのフリーソロ。アイスクライミングでは谷川岳一ノ倉第三スラブや仙丈岳岳沢のフリーソロ。山スキーでは甲斐駒ヶ岳黄蓮谷右股初滑降や北アルプス黒部別山東面初滑降など。1996年にカラコルム・K2(八六一一m)登頂。1997年以降、冬の黒部や剱岳東面で冬季初登攀を複数おこなう(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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