内容説明
日本近代文化の発展に必要だったのは、無から有を生み出す創業の精神。
目次
第1章 “構想力”の基礎―上野房五郎の知識集積時代(混迷の時代を切り拓くもの;房五郎の幼少期 ほか)
第2章 成否を決する“構想力”の条件―巻退蔵の幕末の動き(ロシア軍艦、対馬占領事件;「亀山社中」を先取りしていた退蔵 ほか)
第3章 構想力を伸ばすには―旧幕臣・前島来輔の考え方(鳥羽・伏見の戦い;来輔が打つ、次善の手とは?! ほか)
第4章 次世代へつなぐ“構想力”―前島密が実践した明治維新(四面楚歌の中、駅逓権正に就任;“構想力”による郵政革命 ほか)
終章 “構想力”の伝承―その後の前島密(官営とすべきか、民営とすべきか;鉄道か電話か ほか)
著者等紹介
加来耕三[カクコウゾウ]
歴史家・作家。1958年大阪市生まれ。奈良大学文学部史学科卒。同大学文学部研究員を経て、著述活動に入る。「歴史研究」編集委員。現在は大学・企業の講師をつとめながら、テレビ・ラジオの番組監修、出演など多方面で活躍している。平成30年歴史研究会「歴史大賞功労賞」を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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