目次
隅田川のMISSISSIPPI
怪談詩集
狸
水族
女の手
銀簪
海の百合
著者等紹介
今官一[コンカンイチ]
直木賞受賞(1956年)後も異端・孤高の作家を貫き、1983年故郷弘前で逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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よう
6
第34回・1955年下半期の直木賞候補作『銀簪』、第35回・1956年上半期の直木賞受賞作の短編集『壁の花』から『海の百合』など、今では読むことの難しい今官一さんの作品集。このような古い作品を読むと、作品自体の美しさ、淡さがとても際立つ。現代の作品でこれ程までに美しいと思うことはめったにないのだが、これは時代そのものが変化したということなのだろうか。無駄に文章を接ぐのではなく、書くべきことだけが書かれた、凝縮され、また洗練された文章なのだと思う。2012/10/22
悸村成一
0
詩-2編、小説-5編収録。「解説」、「今官一年譜」付き。「水族」の主人公など、ハンサムに想像されるのだが、この本に著者の肖像写真が掲載されていず確認できない。図書館本。 832015/04/21