検証3・11 災害医療―誰が大規模災害から命を守るのか 大船渡 医療・保健・福祉活動の記録

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  • サイズ B6判/ページ数 191p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784801902206
  • NDC分類 498.89
  • Cコード C0095

内容説明

災害大国日本の緊急救命医療の現実、これは訓練ではない!地震や津波、火山噴火、河川の氾濫、地滑り…、大規模自然災害が列島を襲う!もはやどこに住んでいようとも、自然災害のリスクは誰にでもある。3.11震災が残した貴重な経験を今後に活かすために、そして国民の命を守るために何をするべきか!

目次

第1章 2011年3月11日14時46分(これは訓練ではない―県立大船渡病院;運び込まれる被災者たち;トリアージに必要なこと ほか)
第2章 検証・大船渡病院の災害医療対応(“フェーズ1:発災から24時間”;DMAT来援;判断を現場に任せてほしい ほか)
第3章 住民の命をつないだ大船渡保健医療チーム(“フェーズ1:発災から24時間”;震災当日から避難所へ炊き出し;保健医療チームと“避難所受け持ち制”の立ち上げ ほか)
第4章 各所で立ち上がる医療救護班(“フェーズ2:発災から72時間”;津波警報、福島原発3号機爆発;急性期から慢性期への移行 ほか)
第5章 長期化する避難生活(“フェーズ3:発災から2週間”;3月19火ローラー作戦開始;全戸調査で見えてきたこと ほか)
第6章 避難所住民の健康を守る(“フェーズ4:(発災から2ヵ月まで)”
感染症との闘い
震災とテクノロジー ほか)
第7章 応急仮説住宅へ。いまなお続く震災の後遺症(“フェーズ5”(発災から2ヵ月以降)
避難所から応急仮説住宅へ
バリアフリーの応急仮説住宅をめざして ほか)
第8章 日本の災害医療の現実(災害の想定外は想定内;広域医療搬送の必要性を認めなかった政府;現場にどこまで権限を委ねるか ほか)
第9章 災害大国日本、今そこにある危機を生き抜くために(次に起こることは何か;誰がコーディネーターになるか;災害医療に欠かせないインフラをつくる ほか)

著者等紹介

小針かなえ[コハリカナエ]
編集・執筆業。編集プロダクションで書籍・雑誌・情報誌等の企画編集に携わる。東日本大震災を機に出身地の岩手県に拠点を移し、フリーランスとして活動。主な対象分野は、医療・防災・科学・ルポルタージュなど(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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