内容説明
禅者にふれたワーズワス。禅思想から観たワーズワスの想像力など、筆者はワーズワスの「自然」に対する独自の体験を禅の観点から考察する。
目次
第１章 “Ａ Ｗｉｓｅ Ｐａｓｓｉｖｅｎｅｓｓ”の普遍性―禅者にふれたワーズワス
第２章 「廃屋」の一考察―人間と自然との相互関係
第３章 「霊魂不滅の賦」におけるイメジ―その矛盾的自己同一性
第４章 「リリカル・バラッズ」におけるワーズワスの詩的体験と禅的直覚
第５章 “Ｌｕｃｙ Ｐｏｅｍｓ”を読む
第６章 知覚とヴィジョン―禅思想から観たワーズワスの想像力
第７章 ワーズワスの詩における「個」と「普遍」―“Ａｎ ＩｎａｒｔｉｃｕｌａｔｅＬａｎｇｕａｇｅ”の意味するもの
雑考
付録（随想） 「子供は大人の父」
付章（英文） Ｗｏｒｄｓｗｏｒｔｈ ａｎｄ Ｔｈｅ Ｚｅｎ Ｗａｙ ｏｆ Ｔｈｏｕｇｈｔ―Ｏｎ “Ｅｘｐｏｓｔｕｌａｔｉｏｎ ａｎｄ Ｒｅｐｌｙ” ａｎｄ “Ｔｈｅ Ｔａｂｌｅｓ Ｔｕｒｎｅｄ”
著者等紹介
深澤幸雄［フカザワユキオ］
１９３０年静岡県清水市に生まれる。１９６９年同志社大学大学院文学研究科（英文学専攻）修了。帝国女子短期大学・常磐会短期大学・常磐会学園大学教授を経て、常磐会学園大学非常勤講師。天龍寺国際宗教哲学研究所員（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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