感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
出世八五郎
15
元寇を遠因とした鎌倉幕府滅亡~後醍醐天皇による建武の中興から、南北朝期の足利幕府誕生~応仁の乱~明応の政変などを経て、戦国時代突入への教科書的な本。分かり易い。メモ:鎌倉公方、堀越公方、古河公方は並立して存在していたと思っていたが、鎌倉公方が古河へ逃亡し古河公方となり、幕府追討軍が伊豆に居を構えて堀越公方となったらしい。ここら関東のことも知りたい。2017/12/03
おっとぅ
4
文化面では、色々と花開いたようだが、やはり歴史の上では地味。2017/11/27
ohmi_jin
3
ライトに室町時代を解説する本。写真ではなくイラストを多用するのは撮影するコストがなく、かつ著作権の問題からweb情報から絵で起こしたものと考えられる。故にイラストは現代の姿をイラストにしたものである。P27の湊川の戦い配陣図も現在の地図を基に作成している為、足利軍がわざわざポートアイランドと本土の間を抜けて進む姿が描かれており、面白かった。2017/12/10
hoiminsakura
2
鎌倉幕府の滅亡、建武の新政、南北朝の動乱、室町幕府、応仁・文明の乱そして幕府の弱体化から戦国時代の到来まで、シンプルなイラストが多用されており楽しく、文章は限られたスペースに解りやすくまとまっている。今までにこの時代に関する本は各論的に何冊か読んだが、覚えきれなくて混乱していたところもあり、総まとめの意味で大変役に立った。淡いえんじ色を使った2色刷で、ゴテゴテしておらず美しい本だった。2021/06/23