内容説明
孤島に集まったのは厳格な審査を経た選りすぐりの美女たち。巨万の富を築いたIT業界の寵児、桐生高雄の花嫁を決める選抜大会が開かれるのだ。勝者には、莫大な富と世界的名声を誇る桐生の花嫁の座が保証される。四日間のサバイバルを勝ち抜くのは果たして誰か。元アングラ格闘家の二毛作甘柿をはじめ、個性豊かな女性たちが繰り広げる壮絶な婚活バトル。戦いの幕が、切って落とされる!
著者等紹介
柊サナカ[ヒイラギサナカ]
1974年、香川県生まれ、兵庫県育ち。神戸女子大学文学部卒業、姫路獨協大学大学院言語教育研究科日本語教育専攻修了。日本語教師として7年の海外勤務を経て、『婚活島戦記』にて作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ガルガル
33
男前な花嫁な甘柿さん、いや男じゃなくて女性なんです。けど、やっぱり男前なんです。サバサバしていて義理と人情に生きる絶滅危惧種です。ストーリーは読みやすくてテンポよく進んでいきます。ミステリって感じはあまりありませんが、婚活バトルとしては面白かったです。2013/11/09
らむり
33
離島でのサバイバル戦に勝ち残った女性が、IT社長の玉の輿に乗れる。同じく離島でのサバイバル小説、高見広春さんの『バトルロワイアル』のような殺し合いではないけれど、女性同士のアクションシーンは迫力あります。二毛作甘柿のキャラも最高!でも、ラストが残念。。2013/08/22
蛇の婿
32
非常に楽しく読ませていただきました、とりあえずこの小説は『バトルロワイヤル』のパロディ、と受け取っておくのが正解なのでしょうかw 解説にもありますが主人公が実に魅力的で、総合的にも、もしかしたら『バトルロワイヤル』よりも面白い作品になっているんじゃないかなと個人的には思いました。…うん…この方の真価が問われるのはおそらく次回作なんじゃないかな…この人の完全オリジナルの話が読んでみたいです。2014/02/20
barabara
29
このミス隠し玉。またまた思ってた内容と違ったのだけど、サバイバル満載で動きもあり、よくまとまっていて面白かった。表紙はガンガン婚活する熱い女性、を想像させるが、ある目的を持った女性ばかりが、時間と罠に打ち勝ちサバイバルに勝ったものだけが、次ステージに進めるという話。これ、映画にして登場人物を魅力的に演出したら、結構受けそう。アマガキがあまりに常人離れしていて少し違和感もあるが、出てくる女性(残った女性)は皆、すごいのばかりなので、その内気にならなくなった(笑)2013/09/11
F
28
世界的大富豪と結婚するために美女たちが孤島に集う。4日間の壮絶なバトルの結末やいかに!?/どんなエグい戦いが…と覚悟して読み進めましたが以外にも爽快な読後感!兎に角ヒロイン・二毛作甘柿(なんつー名前だ!)が男前な一冊です。高度な頭脳戦やバトルものだと思って読むのではなく、軽い気持ちでアマガキ姉貴の活躍を楽しむのが吉!2013/08/14
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