内容説明
中学生のなかに紛れ込んだ、人間そっくりの「ロボット」手崎零は人間を幸せにするために、常に最適な行動をとっていた。だが、ある出来事により自身がロボットだと周りに気づかれ、友人たちとの関係が壊れてしまう。高校に進学した零は、ひとりの少女、珊瑚と出会う。彼女と付き合いながら、ふたたび人間との交流を深めていく零。順調な日々を送るも、卓球の試合当日、突然、気を失ってしまう…。―第1回CRUNCH NOVELS新人賞大賞作家デビュー作。
著者等紹介
佐久本庸介[サクモトヨウスケ]
山梨県甲府市出身。19歳で統合失調症を発症。闘病を続けながら創作活動を行う。第1回CRUNCH NOVELS新人賞で大賞を受賞。2015年、『青春ロボット』にて作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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