内容説明
親とケンカしてまで無理に捨てる必要はない。大切なモノの保管場所を聞き出す魔法の言葉。いざというとき、最初に手をつけることは何か。―1650件を整理した専門家だからこそ書ける、素人では思いもよらない秘訣を満載。
目次
1 実家を片づけるのは簡単ではない(遺品になったとたんに、親のモノは片づけられなくなる;自分の家の片づけと、実家の片づけは違う? ほか)
2 生前整理は、親から子への引き継ぎに徹する(引き継ぎをしていないと罪悪感が生まれる;生前にするべきことは判断基準の共有 ほか)
3 実家の片づけができず、増える「空き家問題」(ゴミがゴミを呼び、不法投棄の温床に;増え続けている空き家 ほか)
4 プロが見た、空き家のままの実家のリアルな現場(空き家に隠されたリアルな内情;老人ホームへの入居が生む空き家 ほか)
5 プロしか知らない、リアルな実家の片づけ実践ノウハウ(実家の片づけのノウハウを伝授;実家の片づけで、まずすること ほか)
著者等紹介
内藤久[ナイトウヒサシ]
さいたま市で遺品整理業を営む「遺品整理の埼玉中央」代表。1960年生まれ。京王プラザホテル、シェラトングランデトーキョーベイホテルを経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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しろくま
23
空き家が増えているらしい。実家を空き家にしないためにできることとは…?私は父と同居していますが、今の家の前に住んでいた元実家が空き家状態なのですよね~( ´д`)(弟家族が住んでいたのですが、新築して出て行ったので)物置のようになっている…。弟たちも父も気にしているのですけどね。「実家の片づけは99%のモノを捨てる行為」だそう。親世代の価値観を知って、生前は無理に捨てる必要はないとのこと。この本を読んだだけで気が軽くなった気がします。存命中にコミュニケーションを取ることが何より大切みたいです(^o^)2019/03/16
koji
18
「もっと早く読んでおけば」と後悔の念がたちました。まず、実家の片付けは99%のモノを捨てる行為であるが、その圧倒的な量と思い出の大きさにたじろみ、なかなか進まないと言い切ります。その上で生前整理が大切で、そこはモノを捨てる場ではなく、親から子に引き継ぐコミュニケーションの場と位置付けます。更に実践的な片付けノウハウも書かれています。私の場合は、両親から殆ど聞くことなく、しかも空家の売却が片付け前に決まってしまい、大慌ての口です。それはそれで割りきってますが、親の思いを受け止められない悔いがずっと残ってます2019/10/02
めいみー
2
遺品整理業者からの視点による実家の片付け。空き家問題もフォーカスされている。2019/04/01
脱力系セラピーマンガ家✽蒼山ユキ
1
具体的な片付け方が書いてあるというよりは、 片付け業者への頼み方や、生前に親とどんな事を確認しておくかや 片付ける際の心構えが書いてある感じでした。2020/09/25