内容説明
怨念を満載した列車砲が目指すのは戦場か地獄か!?架空戦記の雄、林譲治が遂にクトゥルー戦記に参戦!インパール作戦の真実が今明かされる。
著者等紹介
林譲治[ハヤシジョウジ]
1962年生まれ。1995年『大日本帝国欧州電撃作戦』(共著)でデビュー。日本海軍に詳しく「架空戦記」を主に執筆する他、ハードSF作品も数多く発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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カマー
5
クトゥルフ×太平洋戦争の架空戦記 最近ではよくみる組み合わせである ミッドウェー ガダルカナル 等太平洋戦争の有名な戦いにおいて見え隠れするクトゥルフの影を描く作品だが、正直言うとあまり真新しさは無かった 最大の要であるはずの敵の兵器が列車砲である必要性もよくわからなかった だが敵の正体にあいつを持ってきたのは意外だし目的もこの手の架空戦記に見られないのでなかなか斬新だった2016/05/20
イツキ
2
第二次世界大戦中の日本で暗躍する特殊機関員を主人公にした物語。深きものどもやイースの大いなる種族などが歴史の裏を暗躍していたという設定は面白かったです。クトゥルフ的なグロテスクで不気味なモノなども出てきますし世界観も作り込まれていて楽しめました。2018/05/27
YS-56
2
海より深き闇。その怨念は、かの世界大戦も影響を受けずにはいられなかった、ということですかね。2016/04/23
魔風
1
久々にクソを読んだ気分にさせる2023/10/13
木倉兵馬
1
太平洋戦争の架空戦記とクトゥルー神話をミックスした作品。精神的な、もっと言えばオカルティックな手法で戦勝法を探ろうとする蛇魂機関と、ある目的のため動く陰唆大佐との歴史に残らない暗闘を描いています。非常に面白かったですね。架空戦記を読むのは初めてでしたけれども、実物の写真があって理解を助けてくれました。陰唆大佐はやはり加藤保憲のイメージが重なります。どちらも……とネタバレになりそうなのでここまでにしておきましょう。2019/05/22