親が倒れた!親の入院・介護ですぐやること・考えること・お金のこと (第2版)

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親が倒れた!親の入院・介護ですぐやること・考えること・お金のこと (第2版)

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  • サイズ A5判/ページ数 207p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784798158457
  • NDC分類 369.26
  • Cコード C2036

出版社内容情報

介護の基本は「自己申告」と「情報収集」!ある日突然、直面する「親の入院・介護」で必要な知識をわかりやすく紹介。待望の改訂版!大介護時代を乗り切る、待望の改訂版!



介護の基本は「情報収集」と「自己申告」なので、

自分から動かないと事態は何も進みません。



親の入院・介護に直面した時に必要な知識を

「短期的戦略→中期的戦略→長期的戦略」と

時系列に分けてわかりやすく紹介。



制度の仕組みや手続き、サービスや施設の費用、

専門職とのやりとり、仕事や子育てと介護の両立……など、

「いま」知りたいところから読めます。



法制度の改正に対応するとともに、「顔も見たくない親の介護」

「きょうだいリスク」など新たな項目を追加した、充実の第2版です。



●旧版の読者の声●

「突然、高齢の親が入院して不安でいっぱいの時、

どこに相談すればよいかがわかってすぐに行動できた」


「介護保険の申請、ケアマネ探しなど順を追って解説されているので

先の見通しが立てやすかった」


「介護サービスに否定的な親を説得する時に、

本に書かれていた事例を真似してうまくいった」


「本書でケアマネジャーは変更可能と知って、思い切って変えることにした」……etc.



入院・介護の流れ

はじめに



第1章 突然、そのときは来た!―短期的戦略―

 1)「親が倒れて入院した」と電話がかかってきた!【救急指定病院】

 2)入院には「保証人」や「保証金」が必要?【入院手続き】

 3)入院中の「スケジュール」を知りたい【クリニカルパス/入院時診療計画書】

 4)手術や検査、治療には「同意書」が必要?【インフォームドコンセント/セカンドオピニオン】

 5)親が「脳卒中」で倒れた! 入院・転院のフロー【急性期病院/回復期リハビリテーション病院】

 6)「病院は長居させてくれない」はホント?【入院期間】

 [COLUMN]病院で亡くなることが難しい時代

 7)入院中の不安は、誰に相談すればいい?【医療ソーシャルワーカー】

 8)親の「入院費用」はどれくらいかかる?【入院費用】

 9)大部屋が満室の場合も「差額ベッド代」が必要?【特別療養環境室料(差額ベッド代)】

 10)親が民間の「医療保険」に加入していたら?【民間医療保険/指定代理請求制度】

 11)入院中の「付き添い」や「洗濯」はどうする?【付き添い/洗濯】

 12)もう少し入院したい場合の病院とは?【地域包括ケア病棟/療養病床/介護医療院】

 13)入院中でも「介護保険」は申請できる?【介護保険/要介護認定の申請】

 14)退院後は介護のケアも必要になりそう…【退院時ケアカンファレンス】



第2章 退院は「介護」の始まり―中期的戦略―

 1)介護のことは何も分からない。相談窓口は?【地域包括支援センター】

 2)介護での家族の役割分担はどうする?【主たる介護者/キーパーソン】

 3)「地域包括ケアシステム」って何?【地域包括ケアシステム】

 4)「要介護」の認定ってどうなっているの?【要介護認定】

 5)「基本チェックリスト」って何?【基本チェックリスト】

 6)介護保険の「認定調査」って何をするの?【認定調査】

 7)この状態でこの「要介護度」はありえない!【審査請求(不服申立て)/区分変更】

 8)介護サービスを計画してくれるのは誰?【ケアマネジャー(介護支援専門員)/ケアプラン】

 9)よい「ケアマネジャー」とはどんな人?【ケアマネジャーの選び方】

 10)どんな「介護サービス」が受けられるの?【介護保険の介護サービス】

 11)介護保険サービスの利用費は?【介護保険利用者負担】

 12)医師や看護師に家へ来てもらうには?【訪問診療/訪問看護】

 13)とりあえず家事と介護を助けてほしい!【訪問系サービス(ホームヘルパー等)】

 14)ホームヘルパーには何を頼めるの?【ホームヘルパーの仕事範囲】

 15)「通所・宿泊」サービスはどう利用する?【通所系サービス(デイサービス/デイケア/ショートステイ)】

 16)「通い」「泊まり」「訪問」ができるホームがある?【小規模多機能ホーム(小規模多機能型居宅介護)】

 17)親の家は段差だらけで転倒が心配!【住宅改修費の給付】

 18)介護ベッドや車いす、手すりを使いたい【福祉用具貸与/特定福祉用具購入】

 19)「介護保険」以外にも使えるサービスはある?【地域支援事業/ボランティアサービス/民間サービス】

 20)食事の用意のために実家に通うのはムリ!【食事の宅配サービス】

 21)緊急通報やおむつ給付なども自治体サービスで【緊急通報サービス/おむつ給付】

 22)独居の親のことを毎日見守るには?【見守りサービス】



第3章 親の「入院・介護」と自分の生活を両立する―中・長期的戦略―

 1)仕事を辞めずに介護できる?【介護離職】

 2)介護で仕事を休める法律がある?【介護休業制度】

 3)介護で仕事を休んだ場合にもらえるお金とは?【介護休業給付金】

 4)介護者の立場を考えてくれないケアマネに困惑…【ケアマネジャーの変更】

 5)休息のための「ショートステイ」は必須【介護休息】

 6)2人以上を同時に介護することになったら?【同時期の複数介護/ダブルケア】

 7)遠距離介護の「交通費」負担が厳しい…【介護帰省割引】



第4章 「介護」に必要なコミュニケーション力―中・長期的戦略―

 1)入院・介護では「元気な親」への配慮も大切?【親とのコミュニケーション/在宅療養後方支援病院】

 2)呼び寄せたいけど、親は「住み慣れた家がいい」【親とのコミュニケーション/遠距離介護】

 3)「介護保険なんて申請するな」と親に怒鳴られた!【親とのコミュニケーション】

 4)認知症が心配でも、「精神科に行こう」と言いにくい【親とのコミュニケーション/認知症】

 [COLUMN]親が「認知症」と診断されたら?

 5)遠距離の親の災害時のサポートは?【親・地域とのコミュニケーション/避難行動要支援者名簿】

 6)「顔も見たくない親」の介護をどこまでするか?【親とのコミュニケーション】

 7)きょうだいと介護の分担を話し合いたい【きょうだいとのコミュニケーション】

 8)親の家に「引きこもり」のきょうだいがいる【きょうだいとのコミュニケーション/8050問題】

 9)「自分の親の介護は自分で」が基本?【配偶者とのコミュニケーション】

 10)「シングルは身軽」と介護を抱え込むのは危険?【親族とのコミュニケーション】

 11)「いつまで親を1人にさせておくんだ」と言われる…【親族とのコミュニケーション】

 12)親の主治医やケアマネとどうかかわる?【医療職・介護職とのコミュニケーション】



第5章 「介護」にかかる「お金」で損をするな!―中・長期的戦略―

 1)介護の費用は、いくらかかる?【介護資金】

 2)年金、貯蓄、借金…親のお金事情を確認!【資金計画】

 [COLUMN]親が「住民税非課税世帯」だと、医療費・介護費はグッと安くなる

 3)親のお金をスムーズに入出金する方法は?【代理人カード/預かり金】

 4)きょうだいと介護のお金でもめて修羅場に…【介護家計簿】

 5)医療費が高額になったときの「軽減策」は?【高額療養費制度】

 6)高額な介護費の自己負担も減らせる?【高額介護サービス費支給制度/高額医療・高額介護合算療養費制度】

 7)「親の自宅」を「担保」に介護費用をまかなう?【リバースモーゲージ/不動産担保型生活資金】

 8)「親の自宅」を「賃貸」して生活資金を得る?【マイホーム借上げ制度】

 9)障害者への支援制度も利用できる?【障害者控除対象者認定書/障害者手帳】

 10)同居でも別居でも親を「扶養」できる?【扶養控除/被扶養者制度(健康保険)】

 11)介護サービスの一部も医療費控除できる?【医療費控除】

 12)父親が死亡。母親の生活費・介護費は大丈夫?【遺族年金】

 13)同居でも世帯が別なら費用は安くなる?【世帯分離】

 14)認知症などで金銭管理ができなくなったら?【成年後見制度】

 15)成年後見よりも手軽に家族が財産管理できる方法は?【家族信託】

 16)生活保護で医療・介護費が大幅軽減される?【生活保護】



第6章 「施設介護」も選択肢に!―長期的戦略―

 1)どのような施設を探せばいい?【特別養護老人ホーム/有料老人ホーム】

 2)施設の立地について、どう考えればいい?【施設の場所】

 3)親の年金はわずかだけど、施設入居は可能?【特定入所者介護サービス費】

 [COLUMN]特別養護老人ホームの費用が、突然2倍に!?

 4)「特別養護老人ホーム」へ入居するコツはある?【特養入居の優先順位】

 5)特養の順番待ちの間に利用できる施設はある?【老人保健施設】

 6)ひどい施設があるという報道を見て不安…【高齢者虐待】

 7)認知症の親が入れる家庭的な施設とは?【認知症高齢者グループホーム】

 8)有料老人ホームは「入居 一 時金」が必要?【有料老人ホーム/クーリングオフ(90日ルール)】

 9)費用安めの老人ホーム「ケアハウス」とは?【ケアハウス】

 10)「見守り」をしてくれる「高齢者住宅」とは?【サービス付き高齢者向け住宅】

 11)施設入居中に「入院」することになったら?【入居中の入院】

 12)施設は「終の棲家」になる?【看取り】

 13)施設の「重要事項説明書」の見方とは?【重要事項説明書】



巻末資料

おわりに



太田 差惠子[オオタ サエコ]
著・文・その他

内容説明

介護の基本は「自己申告」と「情報収集」!自分から動かないと何も進まない。“知りたいところ”からすぐに読める!制度改正対応&新項目追加で充実の第2版!

目次

1章 突然、そのときは来た!―短期的戦略
2章 退院は「介護」の始まり―中期的戦略
3章 親の「入院・介護」と自分の生活を両立する―中・長期的戦略
4章 「介護」に必要なコミュニケーション力―中・長期的戦略
5章 「介護」にかかる「お金」で損をするな!―中・長期的戦略
6章 「施設介護」も選択肢に!―長期的戦略

著者等紹介

太田差惠子[オオタサエコ]
介護・暮らしジャーナリスト。京都市生まれ。1993年頃より老親介護の現場を取材。取材活動より得た豊富な事例をもとに、「遠距離介護」「仕事と介護の両立」「介護とお金」などの視点でさまざまなメディアを通して情報を発信する。企業、組合、行政での講演実績も多数。AFP(日本ファイナンシャル・プランナーズ協会認定)資格も持つ。1996年、親世代と離れて暮らす子世代の情報交換の場として「離れて暮らす親のケアを考える会パオッコ」を立ち上げ、2005年に法人化。現理事長。2012年、立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科修士課程修了(社会デザイン学修士)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こばまり

60
予行練習のつもりで読了。時系列見開き2頁完結で分かりやすい。病院を提訴しても構いません等、ドキリとすることがカジュアルに書いてある。2019/04/12

hisa_NAO

13
新型コロナ禍の合間を縫って、久々に実家へ行く。両親の衰えた姿に愕然。 幸いな事に頭ははっきりしているが、身体的にはもういつ動けなくなっても不思議は無い。恥ずかしながら、全く知識の無い自分。まずは、情報収集からと、本書を。 2018年11月出版と、少し前の本ですが、整理された情報がわかりやすい一冊。 ・制度やサービスをトコトン活用 ・「そこそこ満足」と思えるところを目指し ・家族間での対話はもちろんのこと、プロに相談 慌てないため、準備開始します!2021/10/17

ブロッコ・リー

8
必要に迫られて読んだ。論点が見開き時系列整理されて非常に分かり易く版も情報も新しくとっても良い!介護の基本は自己申告と自力での情報収集。社会福祉一般に言われることだと思うが、自ら動かないと全く全然絶対に何も進まない。老健施設への入居申し込みもA4一枚の用紙を提出するのに、現場まで仕事を休んで出向かなければならない。マイナンバーでネット申請出来る様にして欲しいゾ(納税ばっか便利にしやがって)!あと判子が要ったり要らなかったり申請者と利用者別々の判子が要ったりと、色々あるのでめげずに頑張ろう!2019/10/25

シカマル

6
情報がまとまっていて分かりやすかった。制度や支援サービス等様々で、知っていると知らないとでは大きな差が出るのだなと。介護の知識は、子の世代だけでなく、親の世代にこそ知って欲しい。2020/02/26

piro5

3
有益な情報が多い。仕事をやめて介護をしても、より苦労が増えることがデータで示されており、いかに公共・民間のサービスを使うかが重要。いくらかかるかではなく、いくらかけるか。2022/09/19

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