内容説明
今、日本で最も注目される女性・瀬戸内寂聴の「仏教入門」。
目次
第１章 愛―人はなぜ悩むのか
第２章 人間・釈迦の生涯
第３章 生き方を変える「四つの真理」
第４章 彼岸への細い道
第５章 祈る心、信じる心
第６章 なぜ、人は巡礼をするのか
第７章 空の世界―般若心経入門
第８章 「死後の世界」の大研究
終章 天台寺より
著者等紹介
瀬戸内寂聴［セトウチジャクチョウ］
１９２２年（大正１１年）、徳島市生まれ。東京女子大学卒業。１９６１年、『田村俊子』で第一回田村俊子賞を受賞。６３年、『夏の終り』で女流文学賞受賞。幅広い創作活動を行ない、文学的地位を確立。７３年、平泉・中尊寺で得度・受戒、法名「寂聴」となる。京都・嵯峨野に寂庵を結ぶ。８７年、岩手県の古刹・天台寺住職に就任。９２年、『花に問え』で谷崎潤一郎賞受賞。９６年、『白道』で芸術選奨文部大臣賞を受賞。９７年、文化功労者。２００１年、『場所』で野間文芸賞を受賞
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
すうさん
1
古本屋で購入してきた。読後、読書メーターで過去の自分の記録を探してみると2011年に文庫で読んでいた。笑。知識としてここに出てくる仏教用語は皆理解できる。しかし実は「仏教は実践だ」と思っているので、成長できていない自分が情けなく思った。私は年間100冊を目標にして読んできたがそろそろ卒業して、楽しく小説や物語を読んだり、同じ本をじっくり何度も読み直した方がいいのかと思っている。仏教的に言えば、私の中の知識がなかなか智慧にならないと思えてきたから。方法論は沢山あるが読書の目的が何か問い直したい。2017/10/26
音色
0
寂聴さんは対談集とか仏教の本がいい。TVで話しているのも好き。でも小説は私には合わなかった。何冊か読めば合うのもあるのかなー、でももういいや。2013/08/30
さぼてん
0
人（自分）は本当に煩悩だらけだと思いました。よくないと思っていながらも、見返りを期待し、求めてしまいます（渇愛）。寂聴さんは、それを静めるには、現実をありのままに見つめること、とおっしゃっています。 煩悩に囚われず、相手がどれだけ愛してくれているかなんて気にせず、自分の愛情をどんどん相手にプレゼントすること、とも。 いろいろなプレゼント（お布施）がありますが、どんな相手にもにっこり微笑みかける和顔施から始めたいと思います。2019/10/03
Takanori Imaeda
0
仏教は哲学的でもあるし、科学的でもある。人間らしさに寛容で私にはしっくりくる。繰り返し読みたくなる本です。2019/09/12
