内容説明
日・米・台各国の労災救済制度を、労働災害の定義における業務上のストレス性疾患の位置づけ、行政による認定基準の意義と機能、労災補償による単一救済制度か民事賠償との併存的救済制度か、労災補償と労災民訴との相互作用という視点から綿密に分析。
目次
第1編 アメリカ法(アメリカにおけるストレス性疾患に対する労災補償の概要;ニューヨーク州におけるストレス性疾患に対する救済の現状と分析;カリフォルニア州におけるストレス性疾患に対する救済の現状と分析)
第2編 台湾法(台湾における労災補償制度と労災民事損害賠償責任の概要;台湾におけるストレス性疾患の労災認定;台湾におけるストレス性疾患の使用者による民事損害賠償責任)
第3編 日本法(日本における労災補償制度と労災民事損害賠償責任の概要;日本におけるストレス性疾患の労災認定;日本におけるストレス性疾患に関する使用者の民事損害賠償責任)
第4編 総括(日米台の比較法的考察;今後の課題)
著者等紹介
徐婉寧[ジョエンネイ]
1997年台湾大学法学部卒業。2005年名古屋大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(修士)。2010年東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了(法学博士)。現在、台湾国立政治大学法學院助理教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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