宝島sugoi文庫
謀略の昭和裏面史 (新装・改訂版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 414p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784796684057
  • NDC分類 210.7
  • Cコード C0136

内容説明

昭和という時代には、表の現代史には出てこない裏の人脈が、時代を貫く地下水脈として連綿と続いてきた。「保守政治家」「右翼」「軍部(特務機関)」の人脈だ。彼らは、戦後の日本を震撼させた数々の「謀略事件」「未解決事件」にどう関わったのか?黒幕たちの軌跡を50項目以上のテーマで検証する血脈の歴史ドキュメント。原発の父「正力松太郎」の項を新たに加えた「ウラ現代史」の名著が改訂版となって復刻。

目次

序章 昭和裏面史の読み方
第1章 関東軍の大謀略
第2章 テロ&クーデター
第3章 大陸の特務機関
第4章 太平洋戦争「謀略」秘史
第5章 「焼け跡」の陰謀
第6章 日本の黒い霧
第7章 高度経済成長の舞台裏
第8章 冷戦下の謀略戦
第9章 フィクサーの亡霊

著者等紹介

黒井文太郎[クロイブンタロウ]
1963年、福島県生まれ。週刊誌編集者,月刊『軍事研究』解説記者、『ワールド・インテリジェンス』編集長などを経てジャーナリストに。軍事インテリジェンスの分野を専門とし、とくに旧日本軍の特務機関に詳しい。主に軍事専門誌や月刊誌・週刊誌で旧陸軍特務機関、CIAやKGBの機密資料分析、中国や北朝鮮の対日工作、自衛隊非公然部隊などに関する調査記事を発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Galilei

10
本書だけを読むと、肝心かなめの時代の分岐点や事件が掴みにくいですが、先日逝去された半藤一利や松本清張両氏の昭和史を既読なら、政治・経済と軍人、軍部の思想と、人物とのつながりが明快になり、かなり深く知ることが出来ます。△さらに戦後から今日に至る政権の裏舞台では、GHQーG2の対中対ソ政策に日本は砦となり、戦前満州国で動いた日本の政治家や財界と配下の大陸浪人の暗躍と、旧軍人の関与が詳らかになります。吉田、岸、池田、佐藤、大平の歴代総理は旧満州国の官僚だった事が、米国の戦後の対日外交を物語ってくれます。2020/12/22

タキタカンセイ

6
様々な書籍をもとに昭和の裏面を検証した本。昭和史と言っても戦前戦中戦後で全く様子が違う。個人的にいちばん興味深かったのは関東軍を中心にした陸軍の暴走によって日本全体が戦争に突入していく過程の部分。東條英機が穏健派だったというのには驚きました。統一教会についての章もあります。今の日本がこれらの出来事の「結果」だということについて改めて考えさせられました。2022/07/23

大典太

1
この手の本に書いてあることはいったいどこまで本当なのかわからないσ(^_^;ただ、読む分には実に面白い!!誰一人としてリアルに関わりたいと思う人物は出てきませんが(爆)見てる分には興味深い人物が次々と出てきます(^^)2013/06/04

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